カンザワハダニ 

1.生態と防除のねらい

 本種は春先の展葉直後より発生し、葉を吸汁加害するが、その加害痕はうどんこ病の初期病斑と区別し難い。このため、本種の被害との区別は、卵や虫の存在よって行う以外には方法がない。発生が多いのは豆葉から2〜3葉で、上位の葉には少ないが、多発した場合には上位の葉も加害することがある。本種のカキに対する寄生性は低く、園内の広葉雑草から一時的にカキに移動して加害するので、防除としては園内の除草に努めることが最も大切である。下草処理のため除草剤として殺ダニ活性のあるハービエース水溶剤を使用すると効果がある。

2.防除法(耕種的防除)

  (1) 園内の除草を徹底する。

3.写真 


カンザワハダニ 成虫と卵

被害葉