うどんこ病   Phyllactinia pyri

1.生態と防除のねらい

 第一次伝染源は発育枝、主枝、亜主枝等に付着した子のう殻が主体である。枝に付着した子のう殻は4月末頃から休眠がさめて裂開し、子のう胞子を飛散して第一次発病に至る。第一次発病の時期は5月下旬頃のようである。第一次発病をした病斑上には、多数の分生胞子が作られ、次々と二次伝染をくり返して、まん延が著しい。又、秋季に病斑内に黄色の小粒点(子のう殻)ができ始め、次第に褐色〜黒色に変わる。防除にあたっては、他病害との同時防除を図る。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 落葉の焼却又は埋没を行う。

3.写真 


被害葉

子のう殻