アブラムシ類 

1.生態と防除のねらい

 ナシに寄生するアブラムシには数種が知られているが、特に実害が大きいのは、ナシアブラムシとナシミドリオオアブラムシの2種である。ナシアブラムシはナシの芽の基部などに卵態越冬し、発芽期頃ふ化する。その後単為生殖によって密度が高くなり、新梢の先端の葉を次々と巻葉させる。ナシミドリオオアブラムシはビワやシャリンバイ、アカメモチ、モッコクなどの寄主上で卵態越冬したものが増殖し、5月ころ有翅虫となって飛来増殖する。本種が寄生加害する葉は、主として成熟葉で、加害を受けると急激に黄変落葉する。
 なお、上記の種の他に5〜6月頃ワタアブラムシの寄生が多く見られるが、最近合成ピレスロイド系薬剤が効かない系統が多く発生して問題となっている。

2.写真 



ナシアブラムシ被害葉

ユキヤナギアブラムシ 寄生状況

ワタアブラムシ 寄生状況

ミドリオオアブラムシ 有翅雌と幼虫