チャノコカクモンハマキ 

1.生態と防除のねらい

 年4〜5回の発生で、粗皮下や枝の切り跡の間隙などに幼虫態で越冬する。越冬幼虫は発芽期ころから越冬場所を脱出して花芽や新芽を食害する。また、5月以降になると新幼虫が出現して幼果の果皮を浅くなめるように食害し、カサブタ状の傷害果となる。
 防除は、樹上の越冬幼虫と、発芽後クラスターや新芽に現われた幼虫を対象に早期に実施する。又、秋季に発生が多い場合は越冬前の若齢幼虫を防除して密度の低下をはかる。
なお、本県ではわずかであるがリンゴコカクモンハマキの発生も見られている。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 越冬幼虫の捕殺

3.写真 


被害葉

被害果        健全果