アブラゼミ 

1.生態と防除のねらい

 約5年の幼虫期間を経て、7月下旬〜8月に成虫となり、主として8月中旬〜下旬頃枝幹部の粗皮下や枯枝及び果実の袋に産卵する。約1年の卵期間を経て、幼虫は翌年の6月中旬〜7月頃発生し、土中に入る。
 被害としては、有袋果実への産卵による直接的被害の他、胴枯病菌や輪紋病菌の侵入門戸となったり、幼虫が根に寄生し吸汁するなど間接的な被害も大きい。

2.防除法(耕種的防除)

  (1) セミの捕殺器を設置し捕殺する。
  (2) 夜間に園内を見まわり、成虫と羽化直前の幼虫を捕殺する。

3.写真 



幼虫

成虫

被害果

 セミ取り器