キボシカミキリ

1.生態と防除のねらい

 成虫は5月から11月まで見られる。成虫羽化盛期は6月初め頃で羽化後約10日で産卵を開始し、7〜10日でふ化する。通常年1回の発生であるが、幼虫期間が短いため、早期に産下された卵はその年の9〜10月に羽化し、一部年2回の発生となる。1雌当たりの産卵数が300〜500卵と多いので、油断すると1〜2年で廃園となることもある。
 老木や樹勢の弱った樹への加害が多いので樹勢の維持に努める。防除は若齢幼虫食入期をねらって行い、特に7月上旬の散布を徹底する。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 成虫を捕殺する。
 (2) 被害のひどい樹はなるべく伐採し、焼却する。

3.写真 


成虫

被害枝