ネスジキノカワガ

1.生態と防除のねらい

 年4〜5回の発生でマユの中で蛹態で越冬する。越冬世代世虫は4月頃現われ芽に産卵し、ふ化した幼虫が新芽を食害するが特に実害はない。第1世代成虫は6月に羽化するが、この幼虫が6月中旬頃より落花後の幼球果に食入、落果させる。さらに第2世代成虫は7月中下旬〜8月に現われ、モモノゴマダラノメイガと共に果実を加害するが実害は少ない。
 また第3〜4世代成虫は8月下旬以降に出現するがその加害生態は不明である。防除は第2世代幼虫による被害防止をねらって6月中〜下旬に散布する。

2.防除法(耕種的防除)

 (1) 被害果を処分する。

3.写真 


被害きゅう果(虫糞)