ミカンキイロアザミウマ

1.生態と防除のねらい

 年10回以上発生する。主として粗皮間隙や地表面および枯葉内で成虫態又は蛹態で越冬する。 チャ、サザンカ、ツバキ、マサキ等多くの植物に寄生し繁殖する。各種寄生植物で増殖した第2世代成虫が5月中句の開花期ごろからブドウに移動して加害する。主な加害時期は落花直後〜袋かけ期であり、この時期に5〜7日おき2〜3回防除する。 また、果粒の後期被害防止と穂軸の被害防止のために袋かけ後(6月下旬〜7月上旬)の防除も大切である。 なお、本種の発生は年及び場所による差が大きいので、チャやブドウでの発生状況を調査し、適切な防除回数を決定する。

2.防除法(耕種的防除)

  (1) ハウス内外の下草、雑草管理
 

3.写真 


果実被害