葉炭疽病    Colletotrichum gloeosporioides

1.生態と防除のねらい

 罹病落葉が第一次伝染源で、春先に形成される分生子が飛散して葉に侵入する。 葉のみに発生する病害で、初め褐色〜暗褐色の小斑点を生じ、拡大すると不整形の病斑となり、表面に黒色小粒点(分生子層)を多数生じる。本病は梅雨明け直後か ら発病し始め、8〜9月にかけて著しい早期落葉を伴う。品種間差がはっきりしており、豊水、二十世紀、長十郎は発生しやすいが、幸水、新水ではほとんど問題とならない。
 なお、現在までのところ、本病に登録のある薬剤はない

2.防除法(耕種的防除) 

 (1) 園内の通風をはかり,多湿にならないように努める。

3.写真