かいよう病
Clavibacter michiganensis subsp.michiganensis

1.生  態

 病原菌は細菌で、第一次伝染源として種子伝染が最も重要である。そのほか土壌伝染もする。発病は果実が着色するころから認められるが、病菌の侵入は苗床や定植時期に多い。一般に初夏から梅雨期にかけて多雨のときに発生が多い。摘心など管理作業によっても感染する。

2.防 除 法

 ○耕種的防除
(1) 種子乾熱殺菌を行う(種子消毒の項参照)
(2) 植いたみをしないようにする。
(3) 発病圃場は3年以上トマトを栽培しない。
(4) 被害株は除去焼却する。
 ○土壌消毒
  (土壌消毒の項参照)