コガネムシ類

1.生  態

 イチゴを加害するコガネムシ類は、ドウガネブイブイ、アカビロウドコガネ、マメコガネなどであるが、主にドウガネブイブイが加害する。成虫は6月中旬頃から羽化し、イチゴには7月上旬ランナーをとる直前の親株床や早植の苗床に飛来する。
 幼虫は7月下旬頃から出はじめて、8月から9月にかけて苗の根を食害する。
未熟堆肥の多用により成虫の飛来が多くなり、被害を大きくする。

2.防除のねらい

(1) 親株あとなど、幼虫発生地に育苗しない。
(2) 成虫飛来時期に薬剤散布を行って産卵を  防止する。
(3) 堆肥は完熟したものを用い、放置せずに土壌混和する。
(4) 幼虫に対しては若令期に薬剤灌注をする。

3.防 除 法

 ○耕種的防除
仮植、定植前約1か月間冠水すると効果がある。

4.写真