黒腐病  Xanthomonas campestris pv.campestris

1.生  態

病原細菌は種子及び土壌伝染する。種子の発芽の際、子葉頂部のくぼんだところにある水孔から侵入する。また、降雨とともに土がはねあげられて葉縁の水孔、傷口から侵入し発病する。発育適温は29℃で風雨や中耕、除草等により作物が傷ついた場合発生が多い。乾燥状態では1年以上生存する。
また、気象的には比較的気温の低い秋の多雨時に多発する。
時期的には5月頃と9〜10月頃に発生しやすい。

2.防除のねらい

種子、土壌消毒を行う。

3.防 除 法

 ○ 耕種的防除
(1) 発病地では、2年以上アブラナ科以外の作物を輪作する。
(2) 採種は無病株より行う。