軟腐病   Erwinia carotovora subsp. carotovora

1.生  態

病原細菌は広く分布しており、寄主作物が栽培されると、その根のまわりで増殖する。土壌湿度が高く、20℃以下の場合には土中に永く生存する。
害虫の食痕(主にキスジノミハムシ、コオロギ)や傷口から伝染するが乾燥には抵抗力が弱い。
発育適温は32〜33℃で排水不良の多湿地に発病が多く、秋季温暖多雨の年に発生が多い。

2.防除のねらい

(1) 排水の良いところを選んで栽培し、多湿にならないように管理する。
(2) 生育初期と結球初期に予防的に薬剤散布する。
(3) 薬剤は地際にも十分散布する。

3.防 除 法

 ○ 耕種的防除

4.写真