ヨトウムシ類

〔ヨトウガ

1.生  態

成虫は4月下旬〜5月下旬と9月上旬〜10月上旬の2回発生する。
卵は葉裏に卵塊で産みつけられ、卵期間は7〜10日である。
幼虫は6齢を経過し、幼虫期間は約30日である。ふ化幼虫は集団で葉肉を食害するが、齢が進むに従って分散して食害する。齢の進んだ幼虫は、日中野菜の株元や、敷わらの下などに潜み、夜間に食害する。老熟幼虫は土中に入って蛹化し、越冬、越夏する。
きわめて雑食性で、キャベツのほかイネ科を除くほとんどの農作物を食害する。

2.防除のねらい

(1) ふ化直後から3齢までに薬剤防除を徹底する。
(2) 若齢幼虫は群生して主に葉裏をかすり状に食害し、表皮を残す。5月上旬、10 月上旬頃の発生に注意し、葉裏を重点に早期防除を行う。

〔ハスモンヨトウ〕

1.生  態

年4〜6回発生する。成虫は5月頃から見られ、8月下旬〜10月の発生が多い。
卵は葉裏にりん毛をつけた卵塊で産みつけられる。
幼虫は6齢を経過し、幼虫期問は夏季では約15〜20日、春秋季では約25〜40日、さなぎ期間は夏季では約6〜9日、春秋季では約10〜22日である。
幼虫は2齢頃まで群生し、葉の表皮を残して食害する。この虫も、ヨトウガほどには明瞭ではないが、4、5齢期頃から日中は日陰や地際部などに潜み、主に夜間に活動する習性がある。
キャベツなどのほか葉根菜類、果菜類、イモ類などを食害し、寄主範囲が極めて広い。幼虫が食害するのは主に葉であるが、ナス、ピーマン、イチゴなどの果菜類では花らい、果実も好んで食害する。

2.防除のねらい

  ヨトウガに準じる。