白色疫病  Phytophthora porri

1.生  態

病原菌は、ワケギ、ニラ、ノビル、ラッキョウなど、罹病ユリ科作物から伝染するほか土壌伝染も行う。発育適温は15〜20℃であり30℃以上では発育しない。
時期的には2〜4月上旬にかけて発病が多くなり、特に2月中旬〜3月中旬頃の温暖多雨のとき発生が多い。その後気温の上昇にともない4月中旬頃になると病勢はおとろえる。

2.防除のねらい

  タマネギでは苗床でも発病するので、発病株を本圃に持込まないようにする。

3.防 除 法

 ○耕種的防除
(1) 被害の多い圃場での栽培は避ける。
(2) 伝染源作物の近くに栽培しない。