萎凋病(ネギ)  Fusarium oxysporum f.sp.cepae

1.生  態

苗床から収穫期まで発病し、病株は黄化、生育不良となり外葉や葉先枯れを生じ、甚しい場合は枯死する。被害株が圃場に残り伝染源となる。連作圃場に発病が多い。夏季に発病が多いが、冬期には少ない。乾湿の差が大きい場合発病しやすい。

2.防除のねらい

  健全土壌、無病苗を用いることが重要である。

3.防 除 法

 ○耕種的防除
(1) 被害株は除去処分する。
(2) 連作を避ける。
(3) 病土が他へ移動しないよう器具、資材をよく洗浄する。
(4) 土壌湿度が過乾過湿にならないよう管理する。