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■カンキツ類
ゴマダラカミキリ

- 使用する資材(天敵)
昆虫病原糸状菌Beauveria brongniartii(商品名:バイオリサカミキリ)
- 資材(天敵)の特長
本菌はカミキリムシ類以外にほとんど病原性がないので、標的外の生物に与える影響は少ない。また、製剤は天然素材由来の不織布であるため、ほ場内に放置しても自然分解し、環境負荷の原因とはならない。
- 技術のポイント
- 本菌に感染したカミキリの死亡には10日程度かかるので、産卵前に死亡させるためには羽化直後に感染するよう成虫羽化開始時期(6月中旬頃)に帯状(5cm×50cm)の製剤を枝幹部に施用する。
- 本剤の効果は約30日持続するので、1回の施用によりゴマダラカミキリの羽化期間全体をカバーすることが出来る。
- 広域での施用が望ましいが、孤立園では小面積でも効果がある。また、園内に均一に施用する必要はなく、幼虫食入樹を中心に10a当たり50本を目安に施用する。
- 注意事項
- ナメクジは本製剤を好んで摂食するのでナメクジの多い園では施用前にナメクジの防除を実施する。
- ヤギは本製剤を食べるので、施用園ではヤギの放飼をしない。
チャノキイロアザミウマ、訪花昆虫類、アブラムシ類、チャノミドリヒメヨコバイ

- 使用する資材
光反射シート(商品名:タイベック等)
- 資材の特長
反射率90%以上の光反射シートを用いる。
- 技術のポイント
- 樹冠占有面積率が60%以下の平坦園では反射率90%以上のシートを全面被覆することにより上記害虫類に対し薬剤防除と同等の防除効果が得られる。
- 現在、光反射シートは果実品質向上のため8月以降にマルチ処理されているが、飛来性害虫防除には4月下旬からマルチする。
- 注意事項
- 傾斜地や密植園では効果が落ちる。
- 天敵類の飛来も阻害するためミカンハダニの発生が多くなることがある。
- 4月からマルチするため、施肥や灌水などの管理技術を工夫する必要がある。
ミカンキイロアザミウマ

- 使用する資材
紫外線カットフイルム(商品名:ハイエスビニール等)
- 資材の特長
近紫外線(380nm付近)の波長を吸収除去する被覆資材。
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- 技術のポイント
- 近紫外線をカットすることにより、害虫の定位行動が阻害され、その結果、害虫のハウス内への侵入が減少する。
- 侵入阻害にはハウスの最外部全体(屋根および側面)を紫外線カットフイルムで被覆する。
- ハウスサイドを開放するとサイド付近の効果が落ちるので開放後はアルミ蒸着フイルム混紡ネットと併用する。
- 注意事項 特になし
アザミウマ類、アブラムシ類

- 使用する資材
アルミ蒸着フイルム混紡ネット(商品名:ダイオミラー510等)
- 資材の特長
アルミ蒸着フイルム混紡ネットは1mm以上の目合いであるため、ハウス内の温度上昇による果実の着色遅延をまねくことなくアザミウマ類、アブラムシ類等のハウス内への侵入を阻害する。
- 技術のポイント
- 開口部やハウスサイド開放部をアルミ蒸着フイルム混紡ネットで被覆することにより、果実の着色遅延を起こすことなくアザミウマ類、アブラムシ類等のハウス内への侵入を阻害する。
- ネットはビニルとの間に隙間が出来ないようハウスのパイプにしっかりと固定する。
- 注意事項
- 人が出入りする開口部は侵入口になりやすいので二重被覆等の工夫をする。
- 通常使用する1mm以下の目合いの防虫ネットでは、高温時にハウス内の温度が上昇しすぎるため果実の着色が遅延する。
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