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病害虫発生予察情報

 JPP-NETには、国や都道府県が発表する病害虫発生予察情報が全て発表当日に登録されていて,会員の方は,いつでも見ることが出来ます。登録される情報は、「発生予報・その他予察情報」「警報・注意報」「特殊報」に分類されて登録されています。
 特に「特殊報」については、昭和51年まで遡ってデータベース化されており、それ以降に都道府県から発表された全ての特殊報が本文、図表、写真とともに蓄積されています。


病害虫現況データ

 病害虫防除所が調査した病害虫発生調査の現況データや全国200余地点のウンカ類飛来状況データが随時ホストに蓄積されていて、必要な時点での最新データをいつでも取り出すことができ、更にその状況と都道府県別地図にプロット表示することができます。また、ウンカ類飛来状況データは昭和40年まで遡ってデータベース化されており、表計算ソフトなどを使って各種の解析が可能となっています。


下層ジェット気流解析図

 ウンカ類やコブノメイガ、アワヨトウなど長距離移動する害虫は、下層ジェット気流と呼ばれる気流に乗って中国大陸方面から飛来侵入します。このため病害虫防除所ではこの下層ジェット気流の状況を常に監視し、飛来に好適な条件が出現するとこれら害虫の飛来侵入に警戒しています。JPP-NETでは、この下層ジェット気流の解析データを、12時間おきに提供しています。中国東部と日本を含む極東域のデータのみならず、中国南部からベトナム、インドネシアなど東南アジアのデータも含まれており、国境を越えて長距離移動する害虫の国際的発生予察への基本的データを提供しています。


自動カウントフェロモントラップ捕獲虫数データベース

 自動カウントフェロモントラップで捕獲された害虫の捕獲数を登録するデータベースです。各県に設置された自動カウントフェロモントラップで計数された捕獲データが登録されており、県・害虫などを指定してデータを検索したデータを、パソコンの地図グラフ上に表示することができます。


BLASTAMいもち病発生時期予測システム

 病害虫の発生蔓延を予測するために経験値から法則性を導き出し計算式を作ったシステムモデルが、いくつかの病害虫で考案されていて、これらの中で、稲いもち病の観測を予測するBLASTAMは、すでに多くの都道府県の指導現場で実用に供されています。JPP-NETではBLASTAMをJPP-NETで稼働させて、手軽にいもち病感染適期を判定するシステムを構築しました。BLASTAMを用いていもち病の感染好適条件に合致するかどうかを判定し、いもち病の初発時期を推定して防除適期を判断することが出来ます。BLASTAMを稼働させるには、アメダスデータが必要ですが、JPP-NETではすでにアメダスデータを利用者に提供していますので、利用者のリクエストに応じて必要なアメダスデータを読み込んで結果の判定を行っています。また、オプション機能として5kmメッシュ気象データによる判定を行うことも可能です。


BLASTL葉いもち病発生量予測システム

 前述のBLASTAMではいもち病の初発時期を予測しましたが、BLASTLは圃場に発生した葉いもち病がその後の気象条件栽培条件でどのような発生経過をたどるかを経験値を元に作成した計算式を用いて予測するシステムです。JPP-NETではBLASTAMから連続して初発期以降の発生量をシミュレートしグラフ表示をさせるシステムを構築しました。今後、防除による発生量への影響などを加味したより実用的なシステムへの改良を目指しています。


チャノキイロアザミウマ発生時期予測システム

 有効積算温度から各世代ごとのチャノキイロアザミウマの発生ピークを予測し、防除適期の決定に利用するシステムです。アメダスデータを使用するため地図上のアメダスポイント位置に発生時期を表示することが出来ます。
 また、メッシュ気象情報に対応したヴァージョンでは、5キロメッシュごとの各世代の発生盛期を表示することが出来ます。


ミカンハダニ発生量シミュレーションシステム

 ミカンハダニの発生量を気象データから予測し、防除適期を示すシミュレーションシステムです。気温・風・降雨等から圃場のミカンハダニ密度の推移を予測し要防除密度に至る日を予測します。予測結果は地図上に防除適期を表示するとともに、地点ごとにミカンハダニの予想密度をグラフ表示することが出来ます。


カンキツ黒点病発生量シミュレーションシステム

 カンキツ黒点病の感染数を気象条件と薬剤残効性から予測し、前回防除以降の薬剤残効性の推移から次回の防除適期を予測するシステムです。防除適期は地図上に日付けで表示されるとともに、各地点ごとの予測感染数のグラフ表示などが出来ます。


クワシロカイガラムシ発生時期予測システム

 茶の重要害虫であるクワシロカイガラムシの各世代ごとの孵化最盛日を推定するモデルです。アメダスデータを読み込んで第4世代までの推定が可能です。また、実際の孵化最盛日の調査結果から前世代の孵化最盛日の補正を行い次世代の予測制度を高める孵化最盛日補正機能や、アメダスポイントからの標高差による気温の変化を取り込むために気温補正パラメーターを設けるなど精度の高い予測を行うことが出来るよう工夫されています。


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