調査票の見方

 調査票は,作物ごとに若干掲載法が異なっていますが,概ね下記の項目を使用しています。ここでは,分かりにくい項目や,ご覧になる際のポイントについて間単に紹介します。


名称 内     容
概評  本年(今月)の発生面積(ほ場)率と平年(今月)の発生面積(ほ場)率を比較し,本年は平年と比べて発生がどうなのかを相対的にあらわした表現で,「多」から「やや多」「並」「やや少」「少」までの5段階であらわしています。
発生面積(ほ場)・率  調査を行った「ほ場」の中で,発生がみられたほ場の割合です。

 あくまで,被害の「大きい」「少ない」は全く考慮に入れずに出している数値ですので,発生面積率が高いからといって甚大な被害を及ぼしているとは必ずしもいえません。概評をあらわす基準の数字になります。
本年 本年度の発生率です。
平年 過去数ヵ年における同月の発生面積(ほ場)率の概ね平均値です。
発生程度別面積率  発生程度別にみた「ほ場」の割合です。

【甚】は最も発生が多かった面積(ほ場)の割合。以下【多】【中】と続き,少しでも発生がみられれば【少】となります。
【甚】〜【少】のトータル=発生面積率となります。
 
なお,作物・病害虫によって【甚】【多】【中】【少】の基準は異なります。