6331 − 43
平成12年6月29日
各関係機関長
各病害虫防除員 殿
宮崎県病害虫防除所長
病害虫発生予察速報第2号
病害虫名 コブノメイガ
作物名 普通期水稲
1 発生状況
1) 本年の初飛来は6月8日で例年(6月14日)より早い。
2) 初飛来後も6月20日まで断続的な飛来が見られ北諸県郡でやや多い。
3) 田植え直後からの飛来で第1世代幼虫による被害が進展している。6月
27日現在、幼虫の主体は1令〜2令で、主要な飛来は6月2〜3半旬と推
定される。
2 発生予想
第1世代の生育ステ−ジ及び発蛾最盛期は次のように予想される。
┌───────┬───────┬───────┬───────┐
│ 飛来時期 | 若令幼虫期 │ 中令幼虫期 │ 老令幼虫期 │
├───────┼───────┼───────┼───────┤
│6月2〜3半旬 │ 6月5〜6半旬 │ 7月1〜2半旬 │ 7月3半旬 │
└───────┴───────┴───────┴───────┘
第1世代成虫発蛾最盛期 7月4〜5半旬
3 防除対策
1) 本田初期の発生が多い場合は第1世代幼虫を対象に防除を行う。
2) 主要な飛来を6月2〜3半旬と考えた場合、第2世代幼虫の被害を防止する
ため、第1世代成虫の発蛾最盛期(7月4〜5半旬)を目安に防除を実施する。
防除時期は粒剤は発蛾最盛期に、液剤や粉剤の場合は発蛾最盛期から1週
間後に散布する。
3) 梅雨明け後まで断続的な飛来が予想されるので、今後の予察情報に注意する。