6331−30
                                         平成14年5月9日
 
 各関係機関長
 各病害虫防除員 殿
                                       宮崎県病害虫防除所長
                                           (公印省略)
 
            病害虫防除速報第2号
 
病害虫名  いもち病(葉いもち)
作物名   早期水稲
 
1 速報の根拠
 @ 田植え後、平均気温が平年より2〜3℃高く推移したため、分けつ始期は平年より 6日程度早く、
  分けつもおう盛で、平方メートル当り茎数が多くなっている。
 A 4月3半旬以降の曇雨天により葉色が濃く、軟弱徒長し感染しやすい体質になっている。
 B 初発生は5月1日で平年(5月12日)より11日早い。
 C BLASTAM(いもち病発生予察システム)では5月4日以降、感染好適条件が連続して出現している。
 D 5月の気温は平年より高く、降水量は平年並で、日照時間は平年並か平年より少ないと予想されている。
 
2 防除対策
 @ 補植用のつけ置き苗は、本田への伝染源となるので早めに処分する。
 A 田植え時に育苗箱施薬をしていないほ場では、葉いもちの早期発見につとめ初期防除を徹底する。
 B 育苗箱施薬を行ったほ場でも、残効が切れた後に葉いもちの発生が多くなる場合があるので注意する。
 C 雨の多い時は雨間散布を行い、防除適期を失しないようにする。
 D 薬剤等その他の詳細については「平成14年度病害虫・雑草防除等指導指針」を参照のこと。
 
   表−1 葉いもちの初発生日                   





 

  本年
 

  前年
 

    平年
 

最も早い発生年
(平成10年)

 5月1日
 

 5月9日
 

  5月12日
 

 4月21日