6331−42
平成16年6月16日
各関係機関の長
各病害虫防除員 殿
宮崎県病害虫防除所長
 
病害虫防除情報第4号
 
県内の早期水稲におけるいもち病の発生状況等についてお知らせします。
各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。

1.病害虫名  穂いもち
2.作物名   早期水稲
(1)発生状況及び予想
ア.防除情報第3号(5月19日)発表以降の気象条件等により、巡回調査においても発病程度は低いものの県内各地(約30%)で発生が確認されており、特に県央部での発生が多くなっている。なお、山沿いの一部では「ずり込み症状」のほ場も散見される。
イ.アメダスデータを利用したいもち病発生予測システム(BLASTAM)によると5月中旬以降県内各地で感染好適日が出現しており、今後も発生の拡大が予測される。5月に好適条件が出現した日数は4日(延べ7地点)で、過去10年と比較するといもち病が激発した平成10年(12日・延べ30地点)及び14年(7日・延べ10地点)に次ぐ出現数となっている。
ウ.本年の早期水稲の生育は、葉齢、茎数共にやや早く推移している。
エ.今後の天候は、気温が平年より高く、降水量は平年並み、日照時間は平年並みか平年より多いと予想されている。(鹿児島地方気象台6月11日発表1ヶ月予報)
(2)防除対策
  ア.穂ばらみ後期と穂揃期2回の基幹防除を徹底すること。
イ.葉いもちが上位葉に発生している場合や、出穂期及びその後も降雨が続いて穂いもちの発生が予想される場合は、穂揃期の7〜10日後に追加防除を行う。
ウ.雨が多い時は雨間散布を行い、防除適期を失しないようにする。
エ.薬剤等その他の詳細については関係機関に照会のこと。
 
【連絡先】
担当:病害虫防除所 松井
TEL:0985(73)6670
FAX:0985(73)7499

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