6331−157
平成17年2月15日
各関係機関の長
各病害虫防除員 殿
宮崎県病害虫防除所長
病害虫防除情報第6号
県内のピーマンにおける黒枯病(仮称)の発生状況等についてお知らせします。
各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。
1.病害虫名 黒枯病(仮称)
2.作物名 施設ピーマン
(1)発生状況及び予想
ア.病害虫発生予察特殊報第1号(平成16年12月3日)の発表以来、県内各地で本病害の発生が再度確認されている。
病状が激しい場合は、ハウス全体に広がり樹勢の低下や果実等への被害が見受けられている。
イ.本年のピーマンの生育は、概ね平年並み。
ウ.県内の6市9町で病害の発生が確認されており、発生面積は106haである。
(平成16年12月現在、普及センター報告より)
(2)防除対策
ア.薬剤については本病害に対する登録薬剤がないので、耕種的防除を徹底すること。
@ほ場内が多湿にならないよう、排水を良好にするとともに、加温機の活用やマルチ被覆、二重被覆の開閉管理などを行う。
A過繁茂にならないように整枝や摘葉を適度に行い、通風をよくすること。
B被害茎葉、果実は伝染源となるのでほ場外に持ち出し、適切に処理する。
C適期収穫を励行し、適正な肥培管理を行うことで草勢維持に努める。
イ.ただし、ピーマンの他病害に対して登録のある一部の薬剤を用いることで、本病害に対する防除効果も期待されるので、基幹防除に努める。
(別添資料参照)
【連絡先】
担当:病害虫防除所 櫛間
TEL:0985(73)6670
FAX:0985(73)7499
PDFファイルはこちらからダウンロードできます→防除情報第6号
