6011−1392
                                                                             平成30年7月24日
各関係機関の長
各病害虫防除員 殿
                                                              宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長
                         平成30年度病害虫防除情報第5号
 
 ウンカ類の飛来状況についてお知らせします。
 各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。
 
 トビイロウンカ、セジロウンカの主要飛来が確認されました。今後の発生状況に注意し、適期防除に努めましょう。
 
1.作物名    普通期水稲、飼料用イネ
 
2.病害虫名   トビイロウンカ、セジロウンカ
    
3.発生状況
 (1)トビイロウンカ
 トビイロウンカは7月5日及び10日に延岡市の予察灯で飛来が確認された。 (2)セジロウンカ
 セジロウンカについては6月5半旬以降、断続的に飛来が認められた。また、7月上中旬の普通期水稲巡回調査では、発生面積率17.1%(平年64.5%、前年2.5%)、
発生程度0.1頭(平年18.3頭、前年0.0頭)で平年より少ない状況である。
                                    
4.防除上の注意
(1)トビイロウンカ
ア 防除適期は、幼虫ふ化揃い期であり、7月5日に飛来したトビイロウンカの第1世代(飛来次世代)幼虫の防除適期は7月5〜6半旬、第2世代幼虫の防除適期は
8月3〜6半旬と予想される。しかしながら、予想される防除適期は今後の天候により変動することがあるので、実際の発生状況を確認して防除を行う(別紙:トビイ
ロウンカの発生世代予測を参照)。
イ 本年はトビイロウンカの競合種であるセジロウンカの飛来が少なく、九州南部地方の3ヶ月季節予報(鹿児島地方気象台、6月25日発表)によると、9月まで気温は
高く推移する見込みで、トビイロウンカの増殖に好適な条件となっている。
ウ 本虫は株元に生息し、現在、低密度であっても、増殖率が高く、その後坪枯れを引き起こす場合があるので、薬剤は株元に十分到達するよう散布する。
エ 箱施薬剤を使用しているほ場でも、薬剤によっては効果が劣る場合があるので発生に十分注意する。
 
(2)セジロウンカ
ア 箱施薬剤を使用しているほ場でも、薬剤によっては効果が劣る場合があるので発生に十分注意するとともに、トビイロウンカと併せて防除を行う。
イ 株当たり虫数が4頭以上になると稲の生育が抑制される。6月末に飛来した個体群についてはすでに第1世代(飛来次世代)が生まれている。
ウ 飼料用(インディカ種)は、本虫に対する抵抗性が弱く、坪枯れ等が発生し易いので、発生状況に十分注意する。防除に当たっては、「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」
(平成26年12月第6版、平成29年12月1日一部改正)及び「飼料として使用する籾米への農薬の使用について」(平成21年4月20日付け21消安第658号、21生畜第223号
関係課長通知、平成29年12月1日一部改正)、「飼料の有害物質の指導基準及び管理基準について」(昭和63年10月14日付け63畜B第2050号畜産局長通知、平成29年
12月1日一部改正)に沿って、適期防除に努める。
 
 
・その他詳細については、西臼杵支庁・各農林振興局(農業改良普及センター)、総合農業試験場生物環境部、病害虫防除・肥料検査センター等関係機関に照会してください。
 
・6月1日から8月31日の3か月間、農薬危害防止運動を実施しています。ラベル表示の内容を十分に確認し、農薬使用基準を守って農薬散布を行い、危害防止に努めましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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