6011−1215 
令和3年6月7日 
各関係機関の長
各病害虫防除員 殿
宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長 
 
令和3年度病害虫防除情報第4号
 
 ツマジロクサヨトウについて、各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。
 

  ツマジロクサヨトウの飛来が確認されました。
 今後の発生に注意して適切な防除を行ってください。
 
1 作物名  飼料用トウモロコシ、ソルガム、スイートコーン
   
2 病害虫名 ツマジロクサヨトウ
  
3 発生状況(経過)
 (1)県内6ヶ所に設置しているフェロモントラップ調査において、5月に5頭(新富町、都城市、宮崎市)の誘殺が確認されている(表1)。
 (2)高原町の飼料用トウモロコシ栽培ほ場において当該害虫のものと考えられる卵塊が確認され(図1)、今後幼虫(図2)の発生及び作物の食害(図3)が顕在化することが予想される。
   
 表1 県内フェロモントラップにおける
誘殺頭数(6月2日現在)
     
図1 確認された卵塊
     
          
 図2 ツマジロクサヨトウ幼虫
(令和2年5月15日採取)
 図3 飼料用トウモロコシでの食害(全体、拡大)
(令和2年5月15日撮影)
4 防除上の注意
 (1)生育初期に多発すると減収につながると考えられるので、生育初期からほ場をよく見回り、幼虫と食害の早期発見に努め、発生を確認した場合は、農薬による防除を実施する。
 
 (2)発生は8月下旬以降急激に増加し(図4)、特に飼料用トウモロコシの2作目で食害が顕著に見られるため(表2)、今後の発生に注意する。
 
 (3)農薬の使用にあたっては、散布は無風又は風が弱い時に行うなど近隣に影響が少ない天候や時間帯を選び、風向、防除器具のノズルの向き等にも十分注意し、農薬の飛散(ドリフト)に留意する。
 

図4 県内のツマジロクサヨトウの発生消長(トラップ調査)
 
   表2 飼料用トウモロコシ栽培ほ場における被害調査の結果(令和2年度実施)
 
 
  ●6月1日から8月31日までの3か月間、農薬危害防止運動を実施します。農薬散布にあたっては、
ラベル表示の確認を十分に行い、農薬使用基準を遵守し、危害防止に努めましょう。
 






 
 《連絡先》 
 宮崎県総合農業試験場  病害虫防除・肥料検査課
   (病害虫防除・肥料検査センター) 椎葉・久野
  TEL :0985-73-6670  FAX :0985-73-2127
  E-mail:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp
  ホームページ:http://www.jppn.ne.jp/miyazaki