6011−1604

                             令和3年11月29日

各関係機関の長

        殿

各病害虫防除員

                    宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長

 

          令和3年度病害虫防除情報第9号

 

 冬春ピーマンの微小害虫について、各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。

 

冬春ピーマンにおける微小害虫の発生が増加しています。

今後の発生に注意し、適切な防除を行いましょう。

 

1 作物名  冬春ピーマン

 

2 病害虫名 微小害虫

(ミナミキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ、タバココナジラミ)

 

3 発生状況(経過)

  11月中旬の巡回調査におけるミナミキイロアザミウマの発生量は平年よりやや多く、ヒラズハナアザミウマ、タバココナジラミの発生量は平年より多く、いずれの害虫も県内全域で発生がみられた(表1)。

  表1 11月中旬巡回調査における各種害虫の発生状況








 

図1 ミナミキイロアザミウマの発生面積率     図2 ミナミキイロアザミウマの10花当たり虫数

 

 

図3 ヒラズハナアザミウマの発生面積率   図4 ヒラズハナアザミウマの10花当たり虫数

 

図5 タバココナジラミの発生面積率     図6 タバココナジラミの100葉当たり虫数

 

4 防除上の注意

(1)ミナミキイロアザミウマの成虫が10花当たり1頭程度寄生すると、販売等級格下げとなる果実が5%程度発生するので、発見したら早めに防除する。

(2)ヒラズハナアザミウマは、花に存在し、花数が減少する時期が防除適期となるため、時期を逃さずに防除の徹底を図る。また、令和2年度の薬剤感受性検定の結果、ピーマンより採集したヒラズハナアザミウマは、複数薬剤に対する感受性の低下が確認されているため、薬剤の選択に留意する(令和2年度病害虫防除情報第7号)。

(3)タバココナジラミは、特に下位葉が生息・増殖の場所となりやすいため、薬剤散布による防除とともに、不要な下位葉を除去することで密度低下を図る。

(4)いずれの害虫も多発すると防除が困難になるため、低密度のうちに防除を実施し、薬剤散布後は防除効果に注意を払い、必要に応じて適宜追加防除を行う。

(5)天敵を導入している場合、それらに影響の少ない薬剤を選択して防除を行うこと。

(6)有効な薬剤に対する抵抗性の発達を回避する観点から、同一系統薬剤の連用を避け、ローテーション散布を心がける。また、抵抗性発現の可能性が低い微生物農薬や物理的に窒息死させる気門封鎖剤を防除体系に組み込む。

 

 

《連絡先》

 宮崎県総合農業試験場病害虫防除・肥料検査課

 (病害虫防除・肥料検査センター) 椎葉

  TEL0985-73-6670  FAX0985-73-2127

  E-mailbyogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp