6011−1429 
                             令和2年9月1日 
 各関係機関の長
              殿
 各病害虫防除員 
 
                    宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長 
 
       令和2年度病害虫防除情報第6号
 
 茶のチャトゲコナジラミについて、各地域の発生状況を把握しながら適切な防除指導をお願いします。

 茶園においてチャトゲコナジラミの発生が多くなっています。
 秋冬期の防除対策を徹底してください。
 
1 作物名   茶
 
2 病害虫名  チャトゲコナジラミ
 
3 発生状況(経過)と防除の考え方
1)本種は、平成25年2月にヒサカキで初確認後(平成24年度病害虫発生予察特殊報第1号)、茶園においても発生が認められ、現在は県内の茶栽培地域全域に発生が拡大している。

2)本年は県内の茶園において、成虫(図1)及び幼虫(図2)が多発し、下位葉にすす(図3)を生じる事例が散見されている。

3)翌年の春期の被害を減少させるため、秋期防除と冬期のマシン油防除の徹底が重要である。
 
4 防除対策
1)園内をよく観察し発生状況を把握する。成虫は新芽(図4)、幼虫は茶園周縁のすそ部葉裏に寄生しやすい。また、下位葉にすす症状がみられる場合は発生している可能性が高い。

2)マシン油乳剤以外の農薬による防除適期は、若齢幼虫発生期(成虫の飛翔が少なくなる時期)であり、第3世代の防除適期は9月上〜中旬頃と予想されるので、地域の発生時期を確認して適期に防除する。

3)発生の多いところでは、ハダニ用ノズルを用いて、樹冠内部の葉裏にも薬剤が十分かかるように散布する。また、散布前にすそ刈りを行うと、より効果的である。

4)冬期は、ハダニ類の防除を兼ねて、マシン油乳剤の散布を必ず行い、越冬個体の密度低減を図る。
 
図1 成虫(体長0.9〜1.3mm) 図2 幼虫
図3 幼虫が分泌する甘露によりすそ葉に生じたすす症状 図4 新葉の葉裏に寄生する成虫
 
                                              
 
 ●その他詳細については、西臼杵支庁・各農林振興局(農業改良普及センター)、総合農業試験場茶業支場、病害虫防除・肥料検査センター等関係機関に照会してください。
 ●農薬散布にあたっては、ラベル表示の確認を十分に行い、農薬使用基準を遵守し、危害防止に努めましょう。
 
  
 
《連絡先》宮崎県総合農業試験場 病害虫防除・肥料検査課
     (病害虫防除・肥料検査センター) 寺本
    TEL:0985-73-6670  FAX:0985-73-2127
    E-mail:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp

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