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発生予察情報の種類

予報、警報、注意報、特殊報について

発生予報

  • 発生予報は、病害虫の発生状況調査とその解析に基づいて、国、都道府県、地区の各機関より定期的に発表されるものです。
    国の発生予報は、4〜8月(8月については定例、臨時に水稲の病害虫を対象として1回)と、10、12、2月の年9回発表されます。これは各都道府県の病害虫防除所が実施した病害虫の発生状況調査をもとに、主要な作物の主要病害虫について、発生程度、発生地域、発生の見通し、防除の要否など全国的な傾向を記述しています。
  • 都道府県段階の発生予報は、毎月1回発表されます。発表の内容は、病害虫の発生時期・面積・程度・地域及びそれらの平年比、前年比、予報の根拠の概要、防除上注意すべき事項(防除の要否、回数、防除時期、使用薬剤など)などが記述され、国の予報に比べ詳細なものとなります。

警報

  • 重要な病害虫が大発生することが予想され、かつ早急に防除措置を講ずる必要がある場合は、都道府県の病害虫防除所により発表されます。記載事項は、病害虫名、発生の予想される地域及び時期、発生程度、防除時期及び防除法などです。年間の全国的発表件数は、通常では5〜10件程度です。
    宮崎県で警報が発表されたのは、最近では平成16年6月のトマト黄化葉巻病や平成24年・25年の普通期水稲トビイロウンカがあります。

注意報

  • 警報を発表するまでもないが、重要な病害虫が多発生することが予想され、かつ早急に防除措置を講ずる必要がある場合に病害虫防除所が発表するものであり、記載事項は警報と同一です。全国で年間約200件が発表されます。

特殊報

  • 病害虫が新たに発見された場合や、重要な病害虫の発生消長に特異的な現象が認められた場合に発表されます。全国的に年間30〜50件程度が発表され、侵入病害虫の分布拡大に伴う県内初確認の発表が主になります。


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