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                                                             平成11年7月26日

 各 関係機関長   
 各 病害虫防除員


                                                               宮崎県病害虫防除所長

          平成11年度病害虫発生予察注意報第2号について

 平成11年度病害虫発生予察注意報第2号を発表したので送付します。

           平成11年度病害虫発生予察注意報第2号

                                                                平成11年7月26日
                                                           宮       崎       県

    病害虫名        かいよう病
  作物名          かんきつ

1 発生地域        県下全域
2 発生量          多
3 注意報の根拠
  1)3月中旬に行った巡回調査の結果、越冬病斑量は平年よりやや多く、春葉の初発も5月1日で平年より6日早かった。
  2)7月中旬の巡回調査の結果、果実での発生ほ場率は22.2%(過去4カ年平均 4.6%)、発病果率は1.3%(過去4カ年平均 0.2%)であり、特に県北で病葉率の高いほ場が目立った。
  3)梅雨期の長雨と日照不足で本病の発生に好適な条件となり、発病が増加した。
 4)7月19日に発表された3か月気象予報によると、気温は平年より高く、降水量、日照時間は平年並と予想されている。
   
4 防除上の注意
 1)薬剤散布は予防散布を原則とし、発病した枝葉は伝染源になるので可能な限り取り除き、園外に持ち出し焼却する。
  2)風雨により発病が増加するので、防風垣を整備して枝葉を傷めないようにする。
  3)台風襲来等にともなう枝葉の損傷は、発病を促進する最も重要な要因となるので、事前の薬剤散布を徹底する。
  4)ミカンハモグリガの被害も重要な病菌侵入口になるので、夏梢の発生の多いほ場では防除を徹底する。
5 その他
 1)薬剤の使用にあたっては、農薬安全使用基準の遵守並びに危被害の発生防止に努める。
 2)薬剤等、その他詳細については、「平成11年度病害虫・雑草防除等指導指針」を参照のこと。