6331−46
平成14年6月5日
各関係機関長
各病害虫防除員 殿
宮崎県病害虫防除所長
平成14年度病害虫発生予察注意報第3号について
平成14年度病害虫発生予察注意報第3号を発表したので送付します。
平成14年度病害虫発生予察注意報第3号
平成14年6月5日
宮崎県
病害虫名 いもち病(穂いもち)
作物名 早期水稲
1.注意報の内容
1)発生地域 早期水稲地帯
2)発生程度 やや多
2.注意報の根拠
1)本年の葉いもちは広範囲に発生が見られ、注意報(5月23日付)発令後もさらに進展し、山沿いの地域を中心に発病程度の高いほ場が見られる。
2)アメダスデータを利用したいもち病発生予測システム(BLASTAM)によると6月に入り感染好適条件が出現しており、今後も発生の拡大が予想される。
3)早期水稲の出穂期は平年より10日ないし2週間程度早いと予想され、登熟期が梅雨の期間と重なることが予想される。
4)気象1ヶ月予報によると6月は気温が高く、平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想されている。(鹿児島地方気象台5月31日発表1ヶ月予報)
3.防除対策
1)穂ばらみ後期と穂揃期の防除を徹底する。
2)葉いもちが上位葉に発生している場合や、出穂期およびその後も降雨が続いて穂いもちの発生が予想される場合は、穂揃期の7〜10日後に追加防除を行う。
3)雨が多い時は雨間散布を行い、防除適期を失しないようにする。
4)薬剤等その他の詳細については「平成14年度病害虫・雑草防除等指導指針」を参照のこと。