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平成16年1月29日
平成15年度病害虫発生予察注意報第5号について
平成15年度病害虫発生予察注意報5号を発表したので送付します。
平成15年度病害虫発生予察注意報第5号
平成16年1月29日
1)1月中旬の巡回調査におけるうどんこ病の発生は、キュウリでは発生面積率70.6%(平年値41.2%)、発病葉率12.8%(平年値4.9%)(図1,2)、ピーマンでは発生面積率90.9%(平年値46.4%)、発病葉率9.9%(平年値4.6%)(図3,4)であり、平年よりも多い発生である。また、先月の同時期よりも増加している。
1)うどんこ病菌の侵入及び発病の最適温度はキュウリでは28℃前後、ピーマンでは25℃前後で乾燥した条件が発病に適するため、ハウス内を乾燥させ過ぎないように管理する。
2)病勢が進行すると防除困難となるため、早期発見・早期防除に努める。
3)上位葉への進展が見られるなど病徴の激しいほ場においては、1回散布では防除効果が現れにくいことがあるので、1週間間隔で2回以上の防除を検討する。
この時期は枝葉が混み合っているので、薬液がまんべんなく付着するように散布する。
4)薬剤耐性菌を生じる恐れがあるので、同一系統薬剤の連用は避ける。キュウリのうどんこ菌に関しては、一部薬剤に耐性菌が生じている可能性があるため、使用薬剤については、事前に最寄りの農業改良普及センターまたは病害虫防除所に問い合わせる。
5)薬剤防除については、使用基準を守り、危被害防止に努める。
宮崎県病害虫防除所 TEL 0985-73-6670 FAX 0985-73-7499
e-mail miyabou@blue.ocn.ne.jp
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