注意報  注意報  注意報  注意報  注意報  注意報  注意報  注意報 
                            6011−1686
                            令和2年12月24日
各関係機関の長
各病害虫防除員 殿
                    宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長
 
令和2年度病害虫発生予察注意報第8号について
 
令和2年度病害虫発生予察注意報第8号を発表したので送付します。

令和2年度病害虫発生予察注意報第8号
 
ピーマンのヒラズハナアザミウマの
発生量が増加し被害果の発生が懸念されます。
防除対策の徹底を図りましょう。
 
1 病害虫名 : ヒラズハナアザミウマ
 
2 作 物 名 : 冬春ピーマン
 
3 発生地域 : 県下全域
 
4 発 生 量 : 多
 
5 注意報の根拠
 
 1)12月中旬の巡回調査における発生面積率は91.0%(前年91.0%、平年60.9%)(図1)
で平年比多、10花当たり虫数は34.6頭(前年21.6頭、平年9.0頭)(図2)で平年比多、
寄生花率は45.8%(前年57.6%、平年25.4%)(図3)で平年比やや多の発生であった。
   10花当たり虫数については過去10年で最も高くなっている。
 
 2)当センターが実施した各種殺虫剤の感受性調査の結果、県内のピーマンから採集した
個体群は多くの殺虫剤において感受性が低下していた(令和2年度病害虫防除情報第7号参照)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
  図1 発生面積率の推移          図2 10花当たり虫数の推移
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
  図3 寄生花率の推移
 
6 防除上の注意
 1)青色粘着トラップを生長点付近に300〜500枚/10a設置し、誘殺による密度低下を図る。
ただし、株が繁茂する前に設置しないと効果が十分に得られない場合があるので、早めに設置する。
天敵カスミカメ類との併用はしない。
 
 2)本虫が多発すると果実への被害が見られる場合がある。特にミナミキイロアザミウマに対し
天敵スワルスキーカブリダニを導入しているほ場において、ヒラズハナアザミウマの発生が多い傾向にある。
高密度になると防除が困難となるため、低密度のうちに防除を行う。
また、天敵の導入施設では天敵に対して影響の少ない薬剤・展着剤を選択する。
 
 3)ピーマンの花数が減少する時期が防除適期となるので、この時期を逃さず、防除の徹底を図る。
 
 4)本虫は主に花の内部に生息することから、薬剤防除は薬液が花の内部にしっかり付着するように行う。
また、花粉が薬液をはじくことから、薬剤の付着性を高めるために乳剤以外を使用する場合は必ず展着剤や気門封鎖剤を加用する。
 
 5)本虫は、施設内で卵・幼虫・蛹・成虫が混在し、特に卵と蛹には薬剤がかかりにくい。
そのため少なくとも7日間隔で3回の連続防除を行い、多発時は更に連続した防除を行う。
 
 6)薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連用を避け、作用性の異なる薬剤のローテーション散布に努める。
 
 
 
 
 





 

宮崎県総合農業試験場病害虫防除・肥料検査課
(病害虫防除・肥料検査センター) 椎葉、松浦
TEL:0985-73-6670  FAX:0985-73-2127
E-mail:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp
 
 

 

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