6011−1314
                           平成30年6月28日
 各関係機関の長
 各病害虫防除員  殿
                    宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長
       平成30年度病害虫発生予報第3号について
 平成30年度病害虫発生予報第3号を発表したので送付します。

  平成30年度病害虫発生予報第3号
 向こう1か月間における農作物の主な病害虫の発生動向は、次のように予想されます。
○発生予報の概要










































 


作 物 名
 


病 害 虫 名
 

発 生 量 の  
平 年 比


記載ページ
 

早期水稲



 

1 いもち病(穂いもち) 
2 紋枯病
3 セジロウンカ
4 ヒメトビウンカ
5 斑点米カメムシ類 ※※  

やや少

やや少
やや少
やや多






普通期水稲





 

1 いもち病(葉いもち) 
2 ツマグロヨコバイ
3 セジロウンカ
4 ヒメトビウンカ
5 コブノメイガ
6 ニカメイガ
7 スクミリンゴガイ







やや多








野菜・工芸作物全般
 

1 アブラムシ類
2 ハスモンヨトウ
3 タバコガ・オオタバコガ

やや少





ウリ類

1 黄化えそ病(MYSV)



さといも

1 疫病※



果樹全般

1 果樹カメムシ類

やや多


カンキツ
(露地栽培)

 

1 黒点病 
2 かいよう病 
3 ミカンハダニ
4 チャノキイロアザミウマ

















 

1 炭疽病  
2 カンザワハダニ
3 チャノコカクモンハマキ
4 チャハマキ
5 チャノホソガ
6 チャノミドリヒメヨコバイ 
7 チャノキイロアザミウマ
8 クワシロカイガラムシ
 




やや多




 






10
10
10
 
  ※※は注意報、※は防除情報を発表
 
○ 作物の生育状況(6月中旬)
  早期水稲は穂ばらみ期、普通期水稲は移植前後、うんしゅうみかんは果実肥大期、茶は二番茶摘採前後であった。
 
○ 向こう1か月の気象予報
     向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%) 








 

要 素

低い(少ない)

平年並

高い(多い)

気 温

20

30

50

降水量

40

40

20

日照時間
 

20
 

40
 

40
 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
             (1か月予報 鹿児島地方気象台6月14日発表)
 
○ 発生予報の根拠および防除対策


 

早期水稲
 
1 いもち病(穂いもち)(やや少)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率: 0.0%(平年 17.1%、前年 3.2%)平年よりやや少
     発病株率 : 0.0%(平年 4.4%、前年 0.3%)平年よりやや少
(2)6月のアメダス観測結果を基にしたBLASTAM判定によると、本病の感染好適日が県  内各地域で複数回出現している。
 [防除上の注意]
(1)葉いもちが発生している場合は、穂ばらみ期から穂揃期の防除を確実に行う。
(2)雨が続く場合、感染の危険性が高いので雨間をみて防除を行う。
 
2 紋枯病 (並) 
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率: 0.0%(平年 0.0%、前年 0.0%)平年並
     発病株率 : 0.0%(平年 0.0%、前年 0.0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)穂ばらみ期の防除が基本となるが、上位葉鞘への進展が続く場合は2回目の散布を行う。
3 セジロウンカ (やや少)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                
    発生面積率 : 15.2% (平年 31.4%、前年 3.2%) 平年よりやや少
    株当たり虫数: 0.01頭 (平年 0.1頭、前年 0.0頭) 平年よりやや少
 [防除上の注意]
(1)幼穂形成期頃に多発生すると、吸汁による生育抑制、下位茎葉の黄変枯死、出穂の遅れが生じるので、発生状況を見て若齢幼虫期に防除する。
(2)イネ南方黒すじ萎縮病を媒介するので注意する。
 
4 ヒメトビウンカ (やや少)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                
    発生面積率 : 51.5% (平年 44.9%、前年 54.8%) 平年並
     株当たり虫数: 0.04頭 (平年 0.1頭、前年 0.1頭) 平年よりやや少
 [防除上の注意]
(1)ヒメトビウンカは縞葉枯病のウイルスを媒介するので注意する。
5 斑点米カメムシ類 (やや多)
  ※平成30年度病害虫発生予察注意報第2号(平成30年6月18日発表)参照
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率  : 33.4%(平年 17.7%、前年 45.2%)平年よりやや多
    すくい取り虫数: 0.8頭(平年 0.5頭、前年 1.2頭)平年よりやや多
(2)6月上旬の水田周辺におけるイタリアンライグラス等飼料作物ほ場での生息密度(20回振りすくい取り)は、県全体平均 43.1頭(平年 40.6頭、前年66.3頭)で平年並である。
 [防除上の注意]
(1)例年、カメムシによる被害は早期米の等級格下げの重要な要因となっている。米の上位等級確保のためには、穂揃期とその7〜10日後の2回防除を厳守する。その後も発生が見られる場合には追加防除を行う。
(2)出穂の早い水田や特に遅い水田には集中的に飛来する恐れがあるので注意する。
(3)防除効果を高めるため、一斉防除に努める。
 


 

普通期水稲
 
1 いもち病(葉いもち) (並)
[予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率: 4.5%(平年 1.9%、前年 0.0%) 平年よりやや多
    発病株率 : 0.2%(平年 0.1%、前年 0.0%) 平年よりやや多
(2)6月のアメダス観測結果を基にしたBLASTAM判定によると、本病の感染好適日が県内各地域で複数回出現している。
(3)向こう1か月の天気は、平年に比べ曇りや雨の日が少ない見込み
 [防除上の注意]
(1)本田での初発生に注意し、初期防除を徹底する。雨が続く場合、感染の危険性が高いので雨間をみて防除する。
(2)苗いもちが発生していた場合、本田への持ち込みにより今後蔓延しやすいので防除を徹底する。
(3)補植用の予備苗は、病害虫の発生源となるので早めに本田から持ち出し処分する。
2 ツマグロヨコバイ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                
     発生面積率 : 9.1%(平年 5.1%、前年 0.0%) 平年よりやや多
     株当たり虫数: 0.0頭(平年 0.0頭、前年 0.0頭) 平年並
 
3 セジロウンカ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                
     発生面積率 : 0.0% (平年 0.3%、前年 0.0%) 平年並
     株当たり虫数: 0.0頭 (平年 0.0頭、前年 0.0頭) 平年並
4 ヒメトビウンカ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                
     発生面積率 : 0.0%(平年 0.5%、前年 0.0%)  平年並
     株当たり虫数: 0.0頭(平年 0.0頭、前年 0.0頭)  平年並
 [ウンカ・ヨコバイ類 防除上の注意]
(1)育苗箱施薬剤を処理したほ場では、薬効期間や発生状況を考慮して防除する。
(2)セジロウンカは、株当たり虫数が4頭以上になると稲の生育が抑制されるので早めに防除する。
(3)セジロウンカ及びトビイロウンカについては、病害虫防除・肥料検査センターのホームページ等で提供する飛来情報に注意する。
5 コブノメイガ 
 [防除上の注意]
(1)本年度の予察灯およびフェロモントラップにおける誘殺は未確認である。
  防除は、飛来世代の次世代の発蛾最盛期に粒剤を施用するのが効果的であるので、病害虫防除・肥料検査センターのホームページ等の病害虫発生動向に注意する。
 ニカメイガ
 [防除上の注意]
(1)近年、宮崎県中部の早期・普通期水稲や飼料用稲の混交地帯で増加傾向にある。
 
7 スクミリンゴガイ (やや多)          
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率  : 31.7%(平年 26.2%、前年 7.7%) 平年並
    u当たり貝数 : 1.8頭(平年 0.4頭、前年 0.1頭) 平年より多
 [防除上の注意]
(1)水稲の被害は、田植え直後から3週間が著しく、その時期に深水状態ほど食害が激しいので、活着後は浅水で管理する。
(2)貝の生息数が多い場合は、捕殺するか粒剤の水面施薬を行う。
(3)粒剤の水面施薬に際しては、水深が3cm程度になるように調整し、少なくとも7日間はかけ流しや落水はしない。
 
 
 
 
 


 

野菜・工芸作物全般
 


 
1 アブラムシ類 (やや少)
 [予報の根拠]
(1)黄色水盤トラップ(宮崎市佐土原町)による誘殺数は平年より少なく推移している。(右図参照)
 
 [防除上の注意]
(1)各種のウイルス病を媒介するので、発生初期の防除に努める。
(2)ネオニコチノイド剤に対して感受性の低下したワタアブラムシの個体群が確認されているため、使用した薬剤の効果を確認し、同一の薬剤を連用することは避ける。
 
2 ハスモンヨトウ (並)
 [予報の根拠]
(1)フェロモントラップによるハスモンヨトウの誘殺数は平年並で推移している。
 [防除上の注意]
(1)早期発見に努め初期防除を徹底する。
3 タバコガ・オオタバコガ (並)
 [予報の根拠]
(1)西都市茶臼原に設置したフェロモントラップによるタバコガ・オオタバコガの誘殺数は平年並で推移している。
 [防除上の注意]
(1)早期発見に努め初期防除を徹底する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 

ウリ類
 


 
1 黄化えそ病(MYSV) 
 [防除上の注意]
(1)本病は、ほぼ県内全域で発生が確認されている。
(2)病原ウイルスはミナミキイロアザミウマによって永続的に伝搬され、発生後は急激に蔓延する恐れがあることから、今後厳重な警戒が必要である。
(3)媒介虫であるミナミキイロアザミウマの生息密度を抑制するため、定期的に防除するとともに、誘殺のための有色粘着板の設置やほ場周辺の除草に努める。
(4)促成〜露地作など、作型の重なる地域では媒介虫が相互に行き来し発生源が周年的に常在し防除が一層困難となる。地域ぐるみで一斉除草や一斉防除などを行い、媒介虫や発生源の根絶に努める。
(5)本病と疑われる症状が発生した場合は、最寄りの西臼杵支庁・農林振興局(農業改良普及センター)または病害虫防除・肥料検査センターまで連絡する。
 


 

さといも
 


 
1 疫病
 [防除上の注意]
(1)サトイモ疫病(フィトフトラ コロカシエ)は、多湿条件下でまん延する。
(2)本病は発生すると急激に進展し、まん延するので予防防除に重点をおく。
(3)圃場の見回りを行い、発生を認めたら直ちに薬剤散布を行う。 昨年の疫病発生圃場は、周辺に放置された罹病残渣が重要な伝染源となるので注意する。
(4)薬剤散布は、薬剤が下葉に達するように十分量を散布する。
 


 

果樹全般
 
1 果樹カメムシ類 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)県内4カ所(日南市、延岡市、国富町、都城市)に設置した予察灯の誘殺数は、チャバネアオカメムシは平年並みであるが、ツヤアオカメムシは平年よりやや多く推移している(都城市のグラフは省略)。
 [防除上の注意]
(1)果樹カメムシ類は園外から飛来し、地域や時期によって発生量が大きく変動する。
  こまめに園内外を見回って早期発見に努め、飛来が見られたら直ちに防除する。
(2)成熟・着色の早い果実を集中加害する傾向があり、今後ナシ等は特に注意する。
 
 
 
 
 
 
 


 

カンキツ(露地栽培)
 
1 黒点病 (並) 
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率: 5.6%(平年 13.3%、前年 16.7%) 平年並
    発病葉率 : 0.6%(平年 1.9%、前年 1.3%) 平年並
(2)向こう1か月の天気は、平年に比べ曇りや雨の日が少ない見込み
 [防除上の注意]
(1)感染源である枯れ枝の除去に努める。
(2)降水量が多いほど発生が多くなるので、前回の防除から積算降水量250mmを散布間隔の目安として薬剤散布を行う。ただし、積算降水量が少ない場合でも薬剤散布の1か月後には次の防除が必要である。
2 かいよう病 (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率: 11.1%(平年 13.9%、前年 27.8%) 平年並
    発病葉率 : 0.7%(平年 1.3%、前年 2.3%) 平年並
(2)中晩柑類の6月中旬巡回調査結果
    発生面積率: 33.3%(平年 25.0%、前年 50.0%) 平年並
    発病葉率 : 10.0%(平年 2.3%、前年 4.3%) 平年並
 [防除上の注意]
(1)発病した枝葉は、伝染源となるため可能な限り除去し、園外に持ち出し適切に処理する。
(2)梅雨期に予防散布する。
(3)風雨による枝葉の損傷を軽減するため、防風垣等を整備する。
(4)台風の襲来が予想される時は、事前に薬剤散布を行う。
(5)ミカンハモグリガの被害は、病原菌の侵入口となり、発病を助長するので、夏秋梢の発生の多いほ場では防除を徹底する。
3 ミカンハダニ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率    : 22.2%(平年 30.2%、前年 72.2%) 平年並
    百葉当たり雌成虫数: 1.6頭(平年 9.8頭、前年 67.8頭) 平年並
 [防除上の注意]
(1)生息密度が高くなると防除が困難になるので、寄生葉率30%または1葉当たり雌成虫数0.5〜1頭を目安に防除を行う。
(2)同一系統薬剤の連用は避け、作用性の異なる薬剤のロ−テ−ション散布を実施する。
4 チャノキイロアザミウマ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率: 0.0%(平年 1.6%、前年 0.0%) 平年並
     寄生果率 : 0.0%(平年0.03%、前年 0.0%) 平年並
 [防除上の注意]
(1)5月中旬から9月上旬の間、数回防除する。
(2)防風垣にイヌマキが植栽されているほ場では、その新芽にも寄生するので同時に防除する。
(3)きんかん栽培では、アザミウマ類による果実の被害が発生するので、花等への寄生状況に十分注意するとともに、開花〜幼果期における防除を徹底する。
 
 


 

 茶 
 
1 炭疽病 (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率   : 29.4%(平年 38.3%、前年 17.6%) 平年並
    u当たり発病葉数: 3.7葉(平年 6.4葉、前年 0.5葉) 平年並
(2)向こう1か月の天気は平年に比べ曇りや雨の日が少ない見込みである。
 [防除上の注意]
(1)二番茶残葉に炭疽病の発生がみられる茶園では、三番茶でも多発する恐れがあるため、三番茶萌芽期〜1葉期に重点的に防除する。
2 カンザワハダニ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率: 47.1%(平年 40.0%、前年 41.2%)平年並
    寄生葉率 : 4.7%(平年 3.9%、前年 3.5%)平年並
 [防除上の注意]
(1)同一系統薬剤の連用は避け、作用性の異なる薬剤のロ−テ−ション散布を実施する。
3 チャノコカクモンハマキ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率  : 0.0%(平年 1.2%、前年 0.0%)平年並
    u当たり幼虫数: 0.0頭(平年 0.1頭、前年 0.0頭)平年並
 [防除上の注意]
(1)県内4か所(宮崎市田野町、都城市、三股町、川南町)に設置しているフェロモントラップ調査によると、次の発蛾最盛期は7月中〜下旬と考えられる。
(2)顆粒病ウイルスによる防除適期は、発蛾最盛期の10日後であるが、この時期は
  紫外線が強く顆粒病ウイルスの活性が低下しやすいので、曇天日や夕方に散布する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





4 チャハマキ (やや多)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率  : 5.9%(平年 1.2%、前年 0.0%)平年より多
    u当たり幼虫数: 0.1頭(平年0.02頭、前年0.0頭)平年より多
 [防除上の注意]
(1)県内4か所(宮崎市田野町、都城市、三股町、川南町)に設置しているフェロモントラップ調査によると、次の発蛾最盛期は7月中下旬と考えられる。なお、川南町のトラップでは誘殺数が多いので今後の発生に注意が必要である。
(2)チャノコカクモンハマキの発蛾最盛期と10日以上差がなければ同時防除する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





5 チャノホソガ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率  : 17.6%(平年 15.9%、前年 11.8%) 平年並
    u当たり巻葉数: 0.3葉(平年 0.9葉、前年 0.5葉) 平年並
 [防除上の注意]
(1)フェロモントラップ調査による次の発蛾最盛期は6月下旬〜7月上旬頃と考えられる。
(2)三角巻葉前に防除することが必要で、発蛾最盛期の約10日後(葉裏の表皮下でトンネル状に潜孔している時期)が防除適期である。
(3)脱皮阻害剤は、卵期〜皮下潜葉期に散布する。
(4)巻葉が見られた茶園では、多発する恐れがあるので注意する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 





 
 
6 チャノミドリヒメヨコバイ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率: 41.2%(平年 39.5%、前年 23.5%)平年並
    寄生葉率 : 2.4%(平年 2.3%、前年 0.5%)平年並
 [防除上の注意]
(1)萌芽直後から1、2葉期を重点に防除する。
 
7 チャノキイロアザミウマ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率: 47.1%(平年 61.7%、前年 52.9%)平年よりやや少
     寄生葉率 : 7.9%(平年 6.6%、前年 6.6%)平年並
 [防除上の注意]
(1)三番茶を摘採する園では、新芽生育初期に加害されると減収程度が高いため、萌芽期の防除が重要である。
(2)深刈りなどの更新処理を行った園では、茶芽の生育期間が長く、被害を受けやすいので残効の長い薬剤で防除する。
 
8 クワシロカイガラムシ (並)
 [予報の根拠]
(1)6月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率: 41.2%(平年 32.4%、前年 11.8%)平年並
     寄生株率 : 7.6%(平年 12.7%、前年 1.8%)平年並
 [防除上の注意]
(1)防除適期は、幼虫ふ化開始から1週間後または幼虫ふ化最盛期なので、ふ化状況をよく観察して防除する。
(2)薬剤散布量は、成木園で10a当たり1,000リットル程度を目安に、専用噴口を使うなどして枝幹に十分かかるようにていねいに散布する。
 
○ 農薬危害防止運動
  6月1日から8月31日までの3か月間、農薬危害防止運動を実施しています。農薬散布にあたっては、ラベル表示の確認を十分に行い、農薬使用基準を遵守し、危害防止に努めましょう。
 
○ その他
1 農薬適用の有無などについては次のホームページで確認する。
宮崎県農薬安全使用啓発ホームページ
http://nouyaku-tekisei.pref.miyazaki.lg.jp/noyaku/user/top/miyazaki
   日本植物防疫協会          http://jppn.ne.jp
   農林水産省(農薬コーナー)     http://www.maff.go.jp/nouyaku/
   農林水産消費安全技術センター    http://www.acis.famic.go.jp/
2 農薬の使用に当たっては、農薬使用基準の遵守並びに危被害の発生防止に努める。 
3 発生量(程度)の区分
  多  い   (高  い)  やや多いの外側10%の度数の入る幅
  やや多い   (やや高い)  平年並の外側20%の度数の入る幅
  平年並            平年値を中心として40%の度数の入る幅
  やや少ない  (やや低い)  平年並の外側20%の度数の入る幅
  少ない    (低  い)  やや少ないの外側10%の度数の入る幅
                 (平年値は過去10年間の平均)
4 予察情報の種類
  病害虫防除・肥料検査センターから発表する情報は次の5つです。
(1)予  報・・・・向こう1か月の発生状況を予測し、毎月25日前後に発表する。
(2)注 意 報・・・・主要な病害虫の多発生が予想され、かつ早めに防除が必要な場合に発表す        る。
(3)警   報・・・・主要な病害虫の大発生が予想され、かつ緊急に防除が必要な場合に発表す        る。
(4)特 殊 報・・・・県内で初めて発生を認めた病害虫がある時や、病害虫の発生様相が特異       な時に発表する。
(5)防除情報・・・・注意をうながす必要がある病害虫の発生状況や、各種の防除技術指導情報        について随時発表する。
 
○ お知らせ
 病害虫防除・肥料検査センターでは、ホームページで情報を提供しています。
アドレスは、http://www.jppn.ne.jp/miyazaki です



 
【文書取扱】
  宮崎県病害虫防除・肥料検査センター  松浦
TEL:0985-73-6670 FAX:0985-73-2127
E-mail:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp

PDFファイルはこちらからダウンロードできます→予報第3号(6月)