6011−1681
                           令和2年12月24日
 各関係機関の長
 各病害虫防除員  殿
                    宮崎県病害虫防除・肥料検査センター所長
       令和2年度病害虫発生予報第9号について
 令和2年度病害虫発生予報第9号を発表したので送付します。

  令和2年度病害虫発生予報第9号
 向こう1か月間における農作物の主な病害虫の発生動向は、次のように予想されます。
○発生予報の概要



































 


作 物 名
 


病 害 虫 名
 

 発 生 量 の

  平年比


記載ページ
 

施設果菜類
 

1 病害全般
 


 



冬春きゅうり






 

1 べと病
2 うどんこ病
3 褐斑病
4 灰色かび病
5 菌核病
6 黄化えそ病
(MYSV)
7 ミナミキイロアザミウマ
8 病害虫全般(改植時の留意点)

やや多
やや多














冬春ピーマン





 

1 斑点病 
2 うどんこ病        
3 菌核病
4 黒枯病 
5 ミナミキイロアザミウマ   6 ヒラズハナアザミウマ 
7 タバココナジラミ

やや多
やや多

やや少
やや少

やや多








冬春トマト



 

1 葉かび病  
2 灰色かび病 
3 すすかび病
 
4 黄化葉巻病(TYLCV)
5 タバココナジラミ



やや多

やや多






冬春いちご



 

1 うどんこ病 
2 灰色かび病
3 アブラムシ類 
4 ハダニ類 

 



やや多
やや少

 





 
 
 
○作物の生育状況(12月中旬)
12月中旬の冬春きゅうり、冬春ピーマン、冬春トマト、冬春いちごはいずれも収穫期であった。
○ 向こう1か月の気象予報                          
       向こう1か月の気温、降水量、日照時間の各階級の確率(%)  








 

要 素

低い(少ない)

平年並

高い(多い)

気 温

40

30

30

降水量

40

30

30

日照時間
 

30
 

30
 

40
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
               (1か月予報 鹿児島地方気象台12月17日発表)
 
○発生予報の根拠および防除対策


 

施設果菜類
 
1 病害全般
(1)気温の変化等には細心の注意を払い、適宜換気をする等施設内の温湿度管理を徹底する。特にハウスサイドや内ホロを多重・多層被覆にしているところでは、施設内が多湿になりやすく、病害の発生が助長される傾向があるので注意する。
   また、多発してからでは防除効果が劣るので、初期防除を徹底する。
    ○きゅうり:べと病、褐斑病、灰色かび病、菌核病、斑点細菌病など
    ○ピーマン:灰色かび病、菌核病、斑点病、黒枯病など
    ○トマト :疫病、灰色かび病、菌核病、葉かび病、すすかび病など


 

冬春きゅうり
 
1 べと病 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:50.0%(平年 36.6%、前年 40.0%)平年よりやや多
     発病葉率 : 9.9%(平年 5.0%、前年 4.9%)平年よりやや多
 [防除上の注意]
(1)湿度が高いときには多発しやすく、多発すると防除が困難となるので予防散布に重点をおき、発生が見られたら初期防除を徹底する。
(2)窒素切れや草勢の衰えは発生を助長するので、肥料切れをしないように適正な肥培管理に努める。
(3)多発時はベと病を対象とする専用の殺菌剤を使用し、新葉の展開に合わせて葉裏まで、薬液が十分付着するよう丁寧に散布する。また、多発時の1回散布では、防除効果が現れにくいことがあるので、7日間隔で2回以上の連続防除を実施する。
2 うどんこ病 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:28.5%(平年 20.4%、前年 6.7%)平年よりやや多
     発病葉率 : 8.7%(平年 0.9%、前年 0.3%)平年より多
 [防除上の注意]
(1)病勢が進展してからでは防除効果が低くなるので、発病を確認したら早めに防除する。
(2)薬剤耐性菌が生じやすいので、系統の異なる薬剤をローテーションで使用する。
(3)乾燥時に多発するので、ほ場が過乾燥にならないように管理に注意する。
3 褐斑病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 4.3%、前年 6.7%)平年並
     発病葉率 :0%(平年 0.4%、前年 0.7%)平年並
 [防除上の注意]
(1)多発してからの防除は困難なので、初期防除を徹底する。
(2)窒素質肥料の多用は発病を助長するが、逆に少ないと草勢の低下を招くので、適正な肥培管理に努める。
(3)下葉の発病葉はほ場外に持ち出し処分する。
4 灰色かび病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 0%、前年 0%)平年並
     発病果率 :0%(平年 0%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)曇雨天が続く時は、日中には加温機の送風を作動させるなど除湿に努める。
(2)発生初期の防除を徹底する。なお、薬剤耐性菌が生じやすいので、系統の異なる薬剤をローテーションで使用する。
5 菌核病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 2.5%、前年 0%)平年並
     発病果率 :0%(平年 0.1%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)曇雨天が続く時は、日中には加温機の送風を作動させるなど除湿に努める。
6 黄化えそ病(MYSV) (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:7.1% (前年 12.4%、前々年 26.7%)平年並
     発病株率 :0.4% (前年 0.1%、前々年 0.8%)平年よりやや多
 [防除上の注意]
(1)本病はミナミキイロアザミウマによって永続的に伝搬されるため、急激に蔓延する恐れがある。ミナミキイロアザミウマの防除対策については、次項を参照のこと。
(2)感染株を確認した場合は、速やかに抜き取り、ビニール袋等に入れてほ場外に持ち出し、完全に枯れるまで密封処理する。
(3)後作の初期に感染すると被害が極めて大きくなる傾向にあるため、改植時には、後述「9 病害虫全般(改植時の留意点)」を参照のこと。
7 ミナミキイロアザミウマ (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発 生 面 積 率 :14.3%(平年 19.8%、前年 6.7%)平年並
     100葉当たり虫数: 0.7頭(平年 1.6頭、前年 0.1頭)平年並
 [防除上の注意]
(1)本虫は、黄化えそ病を媒介するので早期発見と防除の徹底に努める。
(2)本虫の各種薬剤に対する感受性低下が確認されているため、同一系統薬剤の連用は極力避け、ローテーション散布を心がける。また、多発してからでは防除が難しくなるので、低密度のうちに防除する。
(3)施設内では卵・幼虫・蛹・成虫が混在しており、卵と蛹には防除効果が低いので、最少でも7日間隔で3回の連続防除を行い、多発しているときはさらに連続した防除を徹底する。
(4)有色粘着板による成虫の捕殺や、土中・地表面での蛹化を防止するためのマルチ被覆など、総合的な防除対策を講じる
(5)施設内及びほ場周囲の除草を徹底し、本虫の生息・増殖を抑制する。
(6)整枝後の残さはハウス外に持ち出し埋却する。やむを得ず埋却できない場合は、残さをビニールで完全に覆い本虫の拡散を防止する。いずれの場合も処分場所の周囲に粘着板を設置する。
8 病害虫全般(改植時の留意点)
 [防除上の注意]
(1)ウイルス病を媒介するタバココナジラミやミナミキイロアザミウマに対しては、以下のことに留意し、次作の発生源を絶つように努める。
   @前作きゅうりの栽培を終了する前に、殺虫剤散布や蒸し込みを行い密度低下に  努める。
   A栽培を終えたら、ハウス内の除草を徹底するとともにきゅうりを完全に抜根する。
   B蒸し込み期間中は、粘着板を設置し成虫を捕殺する。
   C後作きゅうりの定植時には、必ず粒剤もしくは潅注剤を施用する。
(2)前作に褐斑病などの発生があった場合には特に注意し、定植後直ちに予防散布し感染を防ぐ。
(3)苗の購入の際は、病害虫の発生状況を十分確認する。特にミナミキイロアザミウマが寄生していたり被害痕が多い苗は避けるとともに、ウイルス病の発生が疑われるときは直ちに株を廃棄する。
また、農薬の散布履歴を確認し、育苗期に粒剤の使用がない場合は直ちに施用する。


 

冬春ピーマン
 
1 斑点病 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:54.5%(平年 22.6%、前年 18.2%)平年より多
     発病葉率 : 1.2%(平年 1.6%、前年 0.6%)平年並
 [防除上の注意]
(1)多湿条件では、発病や病勢の進展が助長されるので除湿に努める。
(2)病原菌が植物体に侵入した後は防除効果が低いので、予防散布を行う。
2 うどんこ病 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:54.6%(平年 33.1%、前年 18.2%)平年より多
     発病葉率 : 5.3%(平年 4.0%、前年 3.8%)平年よりやや多
 [防除上の注意]
(1)乾燥した条件で発生しやすいので、過乾燥に注意する。
(2)本病菌は組織内部に侵入して繁殖し、他の作物のうどんこ病のように葉表が白粉をふりかけたようにはならないので、葉裏を中心に観察し早期発見に努める。
(3)病勢が進展してからでは防除効果が低いので、発病を確認したら早めに防除する。
(4)上位葉への進展が見られるなど病徴の激しいほ場においては、1回散布では防除効果が現れにくいことがあるので、7日間隔で2回以上の防除を実施する。
(5)初期の発病葉はほ場外に持ち出し、伝染源にならないよう適切に処分する。また、薬液の付着率向上を目的に、生育に影響の無い下葉はできるだけ除去する。
3 菌核病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 0%、前年 0%)平年並
     発病株率 :0%(平年 0%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)地表面の菌核からの胞子の飛散を防ぎ、ハウス内の湿度を下げるためにビニールマルチを行う。
4 黒枯病 (やや少)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 6.4%、前年 9.1%)平年よりやや少
     発病葉率 :0%(平年 0.4%、前年 0% )平年よりやや少
 [防除上の注意]
(1)ほ場内が多湿条件にならないよう、排水を良好にするとともにマルチなどを行う。
(2)被害茎葉、果実は伝染源となるので、ほ場外に持ち出し適切に処理する。
5 ミナミキイロアザミウマ (やや少)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発 生 面 積 率:9.1%(平年 34.6%、前年 0%)平年よりやや少
     10花当たり虫数:0.1頭(平年 1.2頭、前年 0頭)平年よりやや少
 [防除上の注意]
(1)ミナミキイロアザミウマの成虫が10花当たり1頭程度寄生すると、販売等級格下  げとなる果実が5%発生するので、発見したら早めに防除する。
(2)その他の注意事項については、4ページを参照のこと。
6 ヒラズハナアザミウマ (多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発 生 面 積 率:91.0%(平年 60.9%、前年 91.0%)平年より多
     10花当たり虫数:34.6頭(平年 9.0頭、前年 21.6頭)平年より多
 [防除上の注意]
(1)ピーマンの花数が減少する時期が防除適期となるので、この時期を逃さず、防除  の徹底を図る。
   また、ヒラズハナアザミウマは、主に花の内部に生息することから、薬剤防除は、  薬液が花の内部にしっかり付着するように行う。薬剤の付着性を高めるために、展  着剤を加用する。
(2)ミナミキイロアザミウマに対し天敵スワルスキーカブリダニによる防除を実施し  ている施設において、ヒラズハナアザミウマの発生が多い傾向にある。生息密度が  高まる前に、IGR剤など天敵に影響の低い薬剤を用いた防除を実施する。
(3)青色粘着トラップを生長点付近に300枚以上/10a設置し、誘殺による密度低下  を図る。ただし、株の繁茂前に設置しないと効果が十分に得られない場合があるの  で注意する。ただし、天敵カスミカメ類導入ハウスには設置しない。
7 タバココナジラミ (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発 生 面 積 率 :54.6%(平年 39.4%、前年 72.7%)平年よりやや多
     100葉当たり虫数:3.0頭(平年 1.8頭、前年 4.3頭)平年よりやや多
 [防除上の注意]
(1)多発してからでは防除が難しくなるので、低密度のうちに防除する。
 


 

冬春トマト
 


                      
1 葉かび病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 5.0%、前年 0%)平年並
     発病葉率 :0%(平年 0.3%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)多湿条件で発生しやすいので、ハウスの換気を良くする。
(2)発病初期の防除を徹底する。
2 灰色かび病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
    株の発生状況
     発生面積率:0%(平年 9.6%、前年 0%)平年並
     発病株率 :0%(平年 0.4%、前年 0%)平年並
    果実の発生状況
     発生面積率:0%(平年 0.8%、前年 0%)平年並
     発病果率 :0%(平年 0.1%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)日中の換気、夜間の保温を行い、曇雨天日には加温機の送風を作動させる等、結露防止に努める。
(2)花弁の発病に注意し、初期防除を徹底する。なお、薬剤耐性菌が生じやすいので、系統の異なる薬剤をローテーションで使用する。
(3)微生物農薬は予防的効果が主であり、また、ダクト散布では散布ムラが生じやすいので、定期的に化学農薬も併用する。
3 すすかび病 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
    発生面積率:10.0%(平年 18.6%、前年 30.0%)平年並
    発病葉率 : 8.9%(前年 1.7%、前年 6.3%)平年より多
 [防除上の注意]
(1)多湿条件で発病しやすいので、過繁茂を避け、換気を十分に行う。
(2)発生初期の防除を徹底する。
(3)発病葉や被害残渣はほ場外に持ち出し伝染源にならないよう適切に処分する。
4 トマト黄化葉巻病(TYLCV) (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 3.8%、前年 10.0%)平年並
     発病株率 :0%(平年 0.1%、前年 0.9%)平年並
 [防除上の注意]
(1)本病は、タバココナジラミにより媒介されるので、本虫の防除を徹底する。
(2)発病株はすぐに抜き取り、ビニル袋に入れて枯れるまで密閉するなど、適切に処理する。
5 タバココナジラミ (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発 生 面 積 率 :40.0%(平年 47.6%、前年 60.0%)平年並
     100葉当たり虫数:2.5頭(平年 1.4頭、前年 0.6頭)平年よりやや多
 [防除上の注意]
(1)黄色粘着板等を設置し早期発見に努めるとともに、栽培期間を通して防除を徹底し、本虫の密度を抑制する。
(2)効果のある殺虫剤が少ないことから発見したら早めに防除し、薬剤散布後は防除効果に注意を払い、必要に応じて適宜追加防除を行う。
(3)施設内外の雑草はタバココナジラミの寄主となるので除草を徹底する。また、施設内では栽培目的以外の不要な作物や観葉植物等は栽培しない。
(4)有効な薬剤に対する抵抗性の発現を回避する観点から、同一系統薬剤の連用は極力避け、ローテーション散布を心がける。また、殺虫剤抵抗性発現の可能性が低い微生物農薬や物理的に窒息死させる気門封鎖剤を防除体系に組み込む。


 

冬春いちご
 
1 うどんこ病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
    葉の発生状況
     発生面積率: 8.3%(平年 27.5%、前年 8.3%)平年よりやや少
     発病葉率 : 1.2%(平年 3.4%、前年 0.1%)平年並
    果実の発生状況
     発生面積率: 0%(平年 10.2%、前年 0%)平年並
     発病果率 : 0%(平年 0.8%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)葉裏に発生しやすいので早期発見に努め、初期防除を徹底する。
(2)激しく発病すると防除効果が低くなるので、予防に重点をおき、発病後は散布間隔を短くするなど発病初期の防除を徹底する。
(3)発病果など被害部は、伝染源になるので早めに取り除き、ほ場内に放置しない。
2 灰色かび病 (並)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:0%(平年 0%、前年 0%)平年並
     発病果率 :0%(平年 0%、前年 0%)平年並
 [防除上の注意]
(1)早期発見に努め、発病果・被害茎葉は、早めに摘除してほ場内に放置しない。
3 アブラムシ類 (やや多)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:33.3%(平年 30.1%、前年 16.7%)平年よりやや多
     寄生株率 : 7.3%(平年 3.6%、前年 0.8%)平年より多
 [防除上の注意]
(1)開花期に薬剤を使用する場合は十分注意し、ミツバチに影響の少ない薬剤を寄生株とその周辺に部分散布する。
(2)株整理後の葉数が少なくなった時期に薬剤散布を行うと、防除効果が高まる。茎葉繁茂時にはノズルや散布圧を調整して、葉裏に良くかかるように散布する。
4 ハダニ類 (やや少)
 [予報の根拠]
(1)12月中旬の巡回調査結果                    
     発生面積率:41.7%(平年 60.1%、前年 50.0%)平年よりやや少
     寄生株率 : 6.2%(平年 17.5%、前年 13.8%)平年よりやや少
     葉当虫数 : 0.3頭(平年 5.0頭、前年 0.9頭)平年よりやや少
 [防除上の注意]
(1)収穫期に寄生数が増加してからの防除は困難なので、低密度時から防除を徹底する。既に多発しているほ場では、殺ダニ剤に展着剤もしくは粘着性の高い気門封鎖型薬剤を添加する。
(2)株整理後の葉数が少なくなった時期に薬剤散布を行うと、防除効果が高まる。茎葉繁茂時にはノズルや散布圧を調整して、葉裏に良くかかるように散布する。
(3)薬剤抵抗性が発達しやすいので、系統の異なる薬剤をローテーションで使用する。また、複数の殺ダニ剤に抵抗性をもつ個体群が確認されているので、物理的に窒息死させる気門封鎖剤を防除体系に組み込む。
 
○その他
1 農薬適用の有無などについては次のホームページで確認する。
宮崎県農薬安全使用啓発ホームページ
http://nouyaku-tekisei.pref.miyazaki.lg.jp/noyaku/user/top/miyazaki
   日本植物防疫協会       http://jppn.ne.jp
   農林水産省(農薬コーナー)  http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/
   農林水産消費安全技術センター http://www.acis.famic.go.jp/
2 農薬の使用に当たっては、農薬使用基準の遵守並びに危害の発生防止に努める。
3 発生量(程度)の区分
   多  い   (高  い)  やや多いの外側10%の度数の入る幅
   やや多い   (やや高い)  平年並の外側20%の度数の入る幅
   平年並            平年値を中心として40%の度数の入る幅
   やや少ない  (やや低い)  平年並の外側20%の度数の入る幅
   少ない    (低  い)  やや少ないの外側10%の度数の入る幅
                  (平年値は過去10年間の平均)
4 予察情報の種類
  病害虫防除・肥料検査センターから発表する情報は次の5つです。
(1)予  報・・・向こう1か月の発生状況を予測し、毎月25日前後に発表する。
(2)注 意 報・・・主要な病害虫の多発生が予想され、かつ早めに防除が必要な場合        に発表する。
(3)警  報・・・主要な病害虫の大発生が予想され、かつ緊急に防除が必要な場に        発表する。
(4)特 殊 報・・・県内で初めて発生を認めた病害虫がある時や、病害虫の発生様相        が特異な時に発表する。
(5)防除情報・・・注意をうながす必要がある病害虫の発生状況や、各種の防除技術        指導情報について随時発表する。
 
お知らせ
  病害虫防除・肥料検査センターでは、ホームページで情報を提供しています。
 ホームページアドレスは、http://www.jppn.ne.jp/miyazaki/です。







 

【文書取扱】
病害虫防除・肥料検査センター  松浦
 TEL:0985-73-6670 FAX:0985-73-2127
 E-mail:byogaichu-hiryo
        @pref.miyazaki.lg.jp

PDFファイルはこちらからダウンロードできます→予報第9号(12月)