青枯病(トマト) Pseudomonas solanacearum(Smith 1896)Smith 1914

 本病は根及び茎を侵す。最初先端の葉が日中しおれ、曇天日や朝夕には回復するが、5〜7日後には株全体が急激に萎ちょうし青枯症状になるのが特徴である。茎の切断部を強く押すと汚白色の汁が出るので他の病害とは容易に区別することが出来る。本病に対し薬剤による完全な防除は不可能で、現在では土壌消毒と抵抗性台木による接ぎ木栽培が有効である。また芽かき跡の傷口から侵入し、多発する事例があるので、芽かき等の管理は日中乾燥時に行う。