本文へスキップ

ミバエ類

ミカンコミバエ(Dacus(Bactrocera)dorsailis Hendel)

○○○○○○○○イメージ

※成虫・幼虫の写真提供:沖縄県病害虫防除技術センター

「形態および生態」

成虫の体長は約7.5mm。老熟幼虫の体長は約9mm。
雌成虫は1個の果実に十数個の卵を産むので、大型果実に重複産卵された場合はには1個の果実に数百頭の幼虫が寄生していることがある。
本虫は幼果より熟果に好んで産卵する。
生存期間は約121日。卵期間は通常2〜3日(気温20℃以下になる時期は10日以上)
幼虫期間はふつう1〜3週間(冬には1ヶ月越すこともある)○○○○○○○○イメージ
「寄主植物」

かんきつ類、マンゴー、スモモ、カキ、パパイヤ、バナナ(未熟果除く)等果実
トマト、ピーマン等果菜類
上記を含めた約270種の果実

「被害」
寄生された果実は腐敗・落果し、ひどい場合は収穫皆無となる。


ウリミバエ(Dacus(Zeugodacus)cucurbitae Coquillett)

※成虫・幼虫の写真提供:沖縄県病害虫防除技術センター

「形態及び生態」

成虫の体長は約7mm。老熟幼虫の体長は約11mm。
成虫の生存期間は夏は約30日、冬は約150日。
成虫は主に、午前と午後の涼しいときに活動する。○○○○○○○○イメージ
産卵はふつう午前中に行われ、熟果よりも幼果、新芽に好んで産卵する。
1個の果実に数個から数十個産卵するため、複数の雌に産卵された場合、1個の果実から数百頭の幼虫が見つかることがある。
卵期間は1〜2日、幼虫期間は5〜7日、蛹期間は10日(26℃のとき)

「寄主植物」
ニガウリ、スイカ、キュウリなどのウリ類○○○○○○○○イメージ
トマト、ピーマンなどの果菜類
パパイヤ、マンゴーなどの果実
上記を含めた約100種類の果実

「被害」

幼虫は寄生した果実の果肉を食べるので、食用にならなくなる。

ナビゲーション

バナースペース