1.農薬使用基準とは?

 農薬には、登録に際して、人間や家畜などへの害がない範囲を作物残留などの基準として定め、この基準を超えないように使用方法が定められています。
 15年3月から今回の法改正では、農産物の安全性が確保されるように遵守すべき基準に違反して農薬を使用した場合には、罰則適用となりました。
 

農薬使用基準の考え方

 
1.遵守義務(罰則を科す基準)
 食用作物や飼料作物に農薬を使用する場合、農薬登録時に定められた基準を守る。
 1)適用作物以外に使用しない。
 2)単位面積当たりの使用量を上回って使用しない。
  水和剤などでは、希釈倍数よりも下回って(濃い濃度に)希釈しない。
 3)決められた使用時期以外の時期には使用しない。
  (例:収穫前○○日、定植○○日前、開花期、収穫後など)
 4)使用総回数を上回って使用しない。
  (農薬の成分で制限されるので、同じ成分を含む農薬については注意してください)
  例  商品名 : ジマンダイセンとペンコゼブ(両剤ともマンゼブ剤を含む)
  ●これらに違反した場合、3年以下の懲役、100万円以下の罰金が科せられます。
2.農薬使用者の責務
 1)農作物などに害を及ぼさないようにする。
 2)人間や家畜に危害を及ぼさないようにする。
 3)農作物の汚染が原因となって被害が出ないようにする。
 4)農地などの土壌汚染が原因となって被害が出ないようにする。
 5)水産動植物に被害が出ないようにする。
 6)公共用水域の水質汚濁が原因となって被害が出ないようにする。
3.努力すべき基準
 1)最終有効期限を越えて農薬を使用しない。
 2)航空防除を行う際は、農薬の対象区域外への飛散防止をする。
 3)住宅近接地域で農薬を使用する際は、飛散防止をする。
 4)@農薬の使用年月日、A使用場所、B対象農作物、C農薬の種類、D使用量及び希釈倍数を記帳する。         
 (記帳様式例  PDF版はこちらへ)
 (  〃     Exel版はこちらへ)
 5)水田で止水を要する農薬を使用する場合は、流出を防止する。
 6)被覆を要する農薬(クロルピクリン剤等)は、揮散を防止するため、必ず被覆する。
     

◎農薬はラベルをよく読んで適正に使用しましょう

農薬のラベルには、毒性、適用作物、対象病害虫、使用濃度、使用量、使用時期、使用回数など、安全で効果的な使用方法が詳しく書かれています。
安全な農作物の生産と農薬の効果的な使用のために、使用前には必ずラベルを読んでください。
(ラベルの読み方はこちらへ)

※農薬の登録内容や適用作物の詳しい分類などの情報については、農林水産省ホ−ムページ内の「農薬コーナー(農薬情報)」をご覧ください。(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/