降雨を目安としたキク白さび病の減農薬防除

  キク白さび病は20℃前後の気温と降雨により発生が多くなります。薬剤散布は本病の防除に有効ですが,手間がかかる上,
 薬剤を散布するタイミングはわかりにくいものです。そこで、降雨後に薬剤を葉表から散布して,少ない農薬の使用量で防除す
 る方法について試みました。
  降雨により感染するので,降雨があれば薬剤散布しますが,最低散布間隔は7日とし,降雨がなければ散布間隔を広げます。
 薬剤はラリー乳剤,アンビルフロアブルなどのDMI剤を使用し,キクの中位葉以上の葉表に散布します。この方法では慣行散
 布とほぼ同じ防除効果が認められ,薬量が約70%削減できました。