ウメ輪紋ウイルス(PPV)に関する情報


新着情報

緊急防除の終了について

新たな苗木の検査制度の導入について

ウメ輪紋ウイルスPPVとは?

大阪府での発生経緯

これまでに大阪府では、豊中市、池田市、吹田市、高槻市、東大阪市、八尾市、柏原市、松原市、富田林市、河内長野市、大阪狭山市、河南町、千早赤阪村、堺市、泉佐野市、藤井寺市、太子町、羽曳野市(計18市町村)内の庭木のウメや、正月の寄せ植え用苗などで確認されました。

(樹種の記載していないものはすべてウメ)
平成22年度 吹田市万博記念公園の梅林で1本、育成ほ場で45本を府内で初めて確認。

平成23年度

吹田市万博記念公園で新たに梅林で4本、育成ほ場で33本を確認。

平成24年度
吹田市 40本、泉佐野市 5本を確認。

平成25年度
豊中市 5本、池田市 45本、吹田市 モモ1本、東大阪市 1本、八尾市 3本、柏原市 2本、富田林市191本(内アンズ1本、ユスラウメ2本)、河南町 15本(内ユスラウメ1本)、千早赤阪村 5本、松原市 1本を確認。 

平成26年度
池田市 1本、柏原市 1本、富田林市 121本(内スモモ1本、アンズ1本、モモ1本)、河内長野市5本、大阪狭山市 36本、河南町 1本、堺市 13本を確認。

平成27年度
東大阪市 39本、八尾市 25本、富田林市 137本(内ハナモモ1本、アンズ2本)、千早赤阪村3本、 河内長野市 27本(内ユスラウメ1本)、大阪狭山市 24本、堺市 17本を確認。

平成28年度
堺市 14本(内モモ5本、スモモ1本、アンズ1本)、富田林市 20本(内ユスラウメ1本)、羽曳野市5本、大阪狭山市 7本(内モモ4本)、太子町 1本、池田市 5本(内モモ5本)、東大阪市 4本、柏原市 2本、八尾市 34本(内モモ1本、スモモ1本)、藤井寺市 2本、河内長野市 3本(内モモ1本)、河南町6本を確認。

 平成29年度
富田林市 38 本、河内長野市 7本、大阪狭山市1本、河南町 7本、八尾市 74本(内アンズ3本)、 東大阪市 1本、柏原市 2本、藤井寺市 1本(プルーン1本)、高槻市1本 132本を確認。

平成30年度
八尾市141本(内ハナモモ1本、モモ3本、アンズ3本)、富田林市33本(内ユスラウメ2本、アンズ2本、プラム1本)、河内長野市4本、河南町3本、大阪狭山市2本、藤井寺市2本(内モモ1本)、柏原市2本、千早赤阪村2本、堺市1本  190本を確認。

令和元年(平成31年)度以降は、感染樹の新規確認はありません

 なお、豊中市、池田市、吹田市、高槻市、松原市、泉佐野市の6市については、感染植物が確認された地域において防除対策が実施され、その後の発生監視調査の結果、農林水産省により本ウイルスの根絶が確認されたものと判断された旨の通知がありました。(令和3年3月現在)

緊急防除の終了について

ウメ輪紋ウイルス(PPV)は、ウメやモモ等のサクラ属植物に感染する植物ウイルスであり、平成21年に国内で初めて発生が確認された。平成22年2月以降、植物防疫法に基づき、移動制限、感染植物の伐採等を主な内容とする緊急防除を実施してきた。
結果、現在では、発生地域における感染割合は大きく低下している。 このような状況を踏まえ、農水省の令和2年度ウメ輪紋ウイルス対策検討会(令和2年12月9日開催)において、「緊急防除の防除期間(令和3年3月末まで)を延長する必要はないと結論づけられ、
令和3年3月31日をもって、緊急防除は終了し、府内では富田林市、河内長野市、八尾市の一部に指定されていた緊急防除区域の指定も解除されました

新たな苗木の検査制度の導入について

緊急防除は終了しましたが、PPV発生地でPPVに感染した苗木等が流通して、PPV未発生地域へ侵入することを防止するため、PPVによる被害の大きさ等に関する植物防疫所による調査研究が終了するまでの間は、発生地域において、サクラ属植物(サクラ節を除く。)の苗木等の検査制度を新たに導入することになりました。
ついては、緊急防除終了後も、PPVに感染したサクラ属植物(サクラ節を除く)が流通しないよう、生産者、都道府県及び国が一体となって、要領の規定に基づく検査、調査及び防除を実施します。PPVに感染していない旨通知を受けた園地では、苗木を移動できます。検査対象地域内で苗木の移動を予定している方は都道府県に申請を行います。

ウメ輪紋ウイルスに係る苗木等検査の概要(農林水産省)


検査の内容

検査対象地域内のウメ、モモなどの植物を地域外に移動する場合又は地域内のホームセンターや造園業者などに移動する場合に検査が必要です。
苗木の移動を予定されている方の申請に基づいて、都道府県と国とが「園地検査」「精密検定」を行います。


令和3年4月からウメ、モモなどの苗木等を栽培する皆様へのお知らせ(検査の概要パンフ)(農林水産省)(PDF : 312KB)


検査対象植物

 ウメ、モモ、スモモ、アンズ、プルーンなどサクラ属植物(サクラ節を除く)の苗木、母樹、盆栽類

 ※ 観賞用の切り枝、切り花は対象ではありません。



検査対象地域

東京都、埼玉県、神奈川県、岐阜県、愛知県、大阪府、兵庫県の一部地域。

 詳細については、本ページ末のリンクで神戸植物防疫所までお問い合わせ下さい。


<大阪府内の検査対象地域>
@旧緊急防除区域

河内長野市
市町、木戸、木戸町(一般国道三百十号線以東の地域に限る。)、木戸東町、楠町西、楠町東、汐の宮町、千代田南町、松ケ丘中町及び松ケ丘東町
富田林市
大字廿山(府道二百二号線以南の地域に限る。)、大字錦織、甲田、小金台、寿町、桜ケ丘町、新青葉丘町、新家、須賀、高辺台、谷川町、廿山、津々山台、寺池台、常盤町、錦織北、錦織東(府道二百二号線以北の地域に限る。)、錦ケ丘町、藤沢台、富美ケ丘町、宮甲田町及び美山台
八尾市
大字大窪、大字恩智、大字垣内、大字教興寺、大字黒谷、大字郡川、大字千塚、大字服部川、大字山畑、大竹、恩智北町(恩智川以東の地域に限る。)、恩智中町(恩智川以東の地域に限る。)、恩智南町(恩智川以東の地域に限る。)、垣内、楽音寺、上尾町、上之島町北(恩智川以東の地域に限る。)、上之島町南(恩智川以東の地域に限る。)、教興寺、黒谷、郡川、高安町北(恩智川以東の地域に限る。)、高安町南(恩智川以東の地域に限る。)、千塚、西高安町、服部川、東町、東山本新町(恩智川以東の地域に限る。)、東山本町(恩智川以東の地域に限る。)、福栄町及び水越

A柏原市、富田林市、東大阪市、八尾市、河南町、千早赤阪村、大阪狭山市、河内長野市、堺市、羽曳野市、太子町及び藤井寺市のうち、過去に感染植物が確認された地点から半径500mの範囲内の地域
(自分のほ場が該当するかどうか具体的な位置に関する情報は、本ページ末の問い合わせ先・リンクで神戸植物防疫所へお問い合わせください)

検査対象外となる条件
・PPVの感染がないことの検査結果の通知があった園地で栽培されたもの(当該通知のあった日が属する年度内に限る。)。
・ホームセンターや造園業者などが、検査対象地域外又は苗木等検査において感染植物が確認されなかった園地から持ち込み、検査対象地域内で一時的に管理し、栽培することなく検査対象地域外に持出しする場合。
・アブラムシの付着するおそれがない期間(11月1日から翌年2月末まで)に、検査対象地域外から移入され、栽培されたものであって、落葉し、その枝が十分に硬化している状態で、当該期間中に検査対象地域外に移出されるもの。
・検査対象地域内から検査対象地域外を経由して別の検査対象地域に移出されるものであって、移動中にアブラムシが分散しないよう、こん包等により密閉性が保たれているもの。
・その他、管轄植物防疫所がPPVに感染していないことが明らかであると認めたもの。

問い合わせ先・リンク

<検査の詳細・各種様式>
ウメ輪紋ウイルスに係る苗木等検査等実施要領(農林水産省)(PDF : 670KB)

申請には要領内の第1号、第2号様式を下記へ提出ください

検査申請受付

大阪府環境農林水産部農政室推進課病害虫防除グループ
〒583-0862 羽曳野市尺度442
TEL 072-957-0520
FAX 072-956-8711
E-Mail byogaichu@sbox.pref.osaka.lg.jp

検査対象地域等の確認・検査制度のお問い合わせ
農林水産省神戸植物防疫所大阪支所国内検疫担当
〒552-0021 大阪市港区築港4-10-3 大阪港湾合同庁舎内
TEL 06-6571-0804
FAX 06-6577-5160
                                              令和3年7月現在

トップに戻る