植物防疫ニュース(速報No.3)
平成14年4月17日
栃木県農業環境指導センター
 
たまねぎのべと病に気をつけましょう!
 
 
 4月に入って気温の高い日が続き、一部でたまねぎのべと病の発生が例年よりも早めに見られています。これから降雨があると菌の生育が進み、胞子が飛散しやすくなって被害が拡大するおそれがあります。たまねぎは葉色が濃く、病気にかかりやすい体質になっています。今後の天気も周期的に降雨があるとの予想ですので、べと病の防除に十分注意しましょう。



上が発病葉、下は健全葉

 
◆◇◆◇◆◇◆◇ 防 除 対 策 ◆◇◆◇◆◇◆◇

1.発生がまだ見られていないほ場は、以下の薬剤に展着剤を加えて散布しましょう。

薬 剤 名 希釈倍率 適正使用基準
ダイファー水和剤
ジマンダイセン水和剤
ペンコゼブ水和剤
フロンサイド水和剤
 
400-650倍
400-600倍
400-600倍
1000-2000倍
収穫7日前まで5回以内
収穫3日前まで5回以内
収穫3日前まで5回以内
収穫7日前まで5回以内
 

2.発生がみられるほ場

 @発病葉を摘み取るか、発病株を抜き取るなどしてほ場外で処分しましょう。

 A以下の薬剤に展着剤を加えて散布しましょう。

薬 剤 名 希釈倍率 適正使用基準
リドミルMZ水和剤
クリーンヒッター
サンドファンC水和剤
カーゼートPZ水和剤
ホライズンドライフロアブル
 
500-750倍
1000倍
500-750倍
1000倍
2500倍
 
収穫7日前まで3回以内
収穫7日前まで3回以内
収穫7日前まで3回以内
収穫3日前まで3回以内
収穫3日前まで3回以内
 
◎薬剤は必ずローテーション散布しましょう。
 
島島島 詳しくは、農業環境指導センターまでお問い合わせください。島島島
п@028−626−3086
http://www.jppn.ne.jp/tochigi/
 



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