平成16年度病害虫発生予察注意報第1号
                            平成16年5月18日
                          栃木県農業環境指導センター
 
作物名 :小麦・六条大麦
病害虫名 :赤かび病
発生地域 県全域
 
発生程度 多 い
根 拠  
(1)
 
5月中旬の巡回調査の結果、県南を中心に発生が確認された。
県南小麦での発生ほ場率は60%であった(過去3年の同期調査では0%)。
(2) ここ1週間、降雨があった日が多く、感染に適した気象条件となっていた。
(3)
 
今後、感染に好適な曇雨天が続くという気象予報となっていることから、赤かび病の発生拡大が懸念される。
対 策  
(1)

 
ほ場内をよく観察し、赤かび病の発生が見られる場合には、その穂を抜き取るとともに、被害穂に形成された胞子の伝播拡大を防ぐために、下表を参考に防除を行う。
(2)
 
防除に当たっては、必ず使用する農薬の登録内容を確認し、使用基準を守る。特に、収穫前日数には十分注意する。
(3)
 
防除の際は気象予報を確認し、降雨を避け、防除時期を遅らせないよう散布する。
(4)
 
収穫時は、赤かび病被害粒の混入防止に努め、被害を受けた麦と健全な麦との仕分けを行う。
 ☆ 赤かび病の防除薬剤
 








 

薬 剤 名

希釈倍率等

適正使用基準

ストロビーフロアブル
チルト乳剤25 (小麦)
トップジンM水和剤
トリフミン水和剤
トリフミン乳剤(小麦)
 

2000〜3000倍
1000〜2000倍
1000〜1500倍
1000〜2000倍
1000倍
 

 14日前/3回以内 3日前/3回以内  14日前/3回以内
 14日前/3回以内
  3日前/3回以内
 

 






 
           (平成16年度農作物等病害虫雑草防除指針による)
島島島 詳しくは、農業環境指導センターまでお問い合わせください。島島島
         п@028−626−3086
           http://www.jppn.ne.jp/tochigi/