平成18年度病害虫発生予察注意報第1号
平成18年5月23日
栃木県農業環境指導センター
作物名
:小麦・六条大麦
病害虫名
:赤かび病
1
発生地域
県全域
2
発生程度
多 い
3
根 拠
(1)
5月22・23日の巡回調査の結果、県全域の小麦、六条大麦に赤かび病の発生が確認され、発生ほ場率は34.0%であった。(昨年同期は0%)
(2)
気象予報では、感染に好適な曇雨天が続くと予想されていることから、赤かび病の発生拡大が懸念される。
4
対 策
(1)
ほ場内をよく観察し、赤かび病の発生が見られる場合には、被害穂に形成された胞子の伝播拡大を防ぐために、下表を参考に薬剤による防除を行う。
(2)
防除に当たっては、必ず使用する農薬の登録内容を確認し、
収穫前日数には十分注意する
。収穫2週間の目安はほ場全体の芒が黄変し始めた頃である。
(3)
防除をする際は気象予報を確認し、早急に散布する。
(4)
収穫の際は、使用した薬剤の収穫前日数を必ず守る。
(5)
収穫時は、赤かび病被害粒の混入防止に努め、発生した株は刈分けをするとともに調整を強く行う。また、やむを得ず混入した麦は、健全麦との仕分けを行う。
☆ 赤かび病の防除薬剤
薬 剤 名
希釈倍率
適正使用基準
ストロビーフロアブル(麦類)
チルト乳剤25(小麦)
トリフミン水和剤(麦類)
2000〜3000倍
1000〜2000倍
1000〜2000倍
14日前/3回以内
3日前/3回以内
14日前/3回以内
島島島
詳しくは、
農業環境指導センター
までお問い合わせください。
島島島
028−626−3086
http://www.jppn.ne.jp/tochigi/