葉いもちの発生状況を確認し、穂いもちの発生を防ぎましょう |
7月は日照不足により、イネの抵抗力が弱くなり、いもち病に感染しやすい状態となっています。また、アメダスデータを利用した葉いもち発生予測システム(BLASTAM)では7月中旬以降に葉いもち感染好適日が県内全域で出現しています(表)。 現在、県内における葉いもちの発生状況は平年よりやや少ない状況(7月17・18日調査)ですが、今後の気象予報から、葉いもちの上位葉への進展及び穂いもちの発生が懸念されます。 本田での発生状況をよく観察し、発病が見られるほ場では早急に防除を行いましょう。特に、昨年いもち病の発生が多かったほ場や箱施用剤などの予防剤を使用していないほ場では、注意が必要です。
(表)BLASTAMによる葉いもち感染好適日判定結果
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●:感染好適日(感染すると7〜10日後に発病)
1:準感染好適日(発病株などの伝染源が近くにあるときは感染好適日と同等)
2:準感染好適日
3:条件一部不足(発病株の周辺で少量の感染が起こりうる)
4:条件一部不足
いもち病に登録のある主な薬剤(平成19年7月23日現在) |
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ほ場をよく見回り、葉いもちの発生が見られる場合は、予防・治療効果のある薬剤で葉いもちを防除する。
A
穂いもち防除を行う場合、粒剤による防除は出穂期前に行う。茎葉散布剤による防除は出穂始めから穂揃い期に行う。イネの生育が3日程度早まっているので、散布時期を逃さないように注意する。
B
薬剤は使用基準に基づき使用する。また、薬剤耐性菌の出現を防ぐため、同一系統の薬剤の連用を避ける。
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