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イネ縞葉枯病ウイルスの保毒虫率が県南部の一部で高くなっています!
下都賀・安足地域のコシヒカリ作付ほ場で縞葉枯病が増えています。
ヒメトビウンカ越冬世代幼虫の縞葉枯病ウイルスの保毒虫率検定を実施した結果、県南
部の一部で保毒虫率の高い地域が確認されました(表1)。
縞葉枯病は、県南部を中心に発生の拡大が懸念されますので、来年の作付に向けた防
除対策を実施しましょう。
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表,図1 ヒメトビウンカの縞葉枯病ウイルス保毒虫率検定結果 |
調査地点
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検定虫数
(頭) |
保毒虫率
(%) |
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(北部)大田原市戸野内 |
100 |
0.0 |
大田原市蛭畑 |
54 |
0.0 |
那須烏山市滝田 |
34 |
0.0 |
さくら市蒲須坂 |
25 |
0.0 |
(中部)宇都宮市瓦谷町 |
27 |
0.0 |
鹿沼市酒野谷 |
72 |
1.4 |
(南部)小山市小薬 |
83 |
7.2 |
小山市下国府塚 |
100 |
18.0 |
小山市石ノ上 |
33 |
3.0 |
壬生町助谷 |
66 |
3.0 |
栃木市惣社町 |
23 |
8.7 |
藤岡町富吉 |
153 |
3.3 |
佐野市堀米町 |
142 |
0.0 |
足利市上渋垂町 |
37 |
0.0 |
注)11月上旬〜12月上旬にヒメトビウンカ幼虫を採取し、エライザ法により検定した。 |
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*イネ縞葉枯病の要防除水準:越冬世代幼虫の保毒虫率が10%以下の地域では、防除の必要はない。
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防除対策 |
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○ |
ヒメトビウンカは畦畔等の雑草地で越冬するため、ほ場周辺の除草を徹底する。 |
○ |
抵抗性品種「あさひの夢」の作付割合を増やす。 |
○ |
ヒメトビウンカに効果のあるアドマイヤー箱粒剤、ダントツ箱粒剤、またはこれら
の成分を含む混合箱施用剤を使用する(表2)。 |
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表2 ウンカ類に登録のある主な箱施用剤 (平成20年12月17日現在) |
農薬名 |
使用量 |
使用時期/使用回数 |
アドマイヤー箱粒剤 |
育苗箱1箱あたり50~80g |
移植2日前〜移植当日 /1回 |
ダントツ箱粒剤 |
育苗箱1箱あたり50g |
移植3日前〜移植当日 /1回 |
*育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L) |