植物防疫ニュース(速報 No.3)      平成22年7月2日
  栃木県農業環境指導センター
本年のヒメトビウンカは、本田飛び込み時期が遅いものの、
発生量はやや多いです
 県内7カ所でヒメトビウンカ成虫の本田飛び込み盛期は6月中旬頃と推定されます。昨年(6月上旬頃)より遅い傾向ですが成虫数は過去平均(昭和62〜平成8年)に比べて並〜やや多く、6月第5半旬現在で幼虫の発生がすでに見られています(表1)。6月第5半旬現在、イネ縞葉枯病の発生も確認され、感受性品種(コシヒカリ、なすひかりなど)を作付したほ場では、地域の縞葉枯病発生状況や予察情報に注意を払いましょう!
防除対策
○ ヒメトビウンカは畦畔等の雑草地で越冬するため、ほ場周辺の除草等により越冬場所をなくす。秋耕していないほ場は速やかに行う。
○ 縞葉枯病抵抗性品種「あさひの夢」の作付割合を増やす。
○ ダントツ箱粒剤、アドマイヤー箱粒剤またはこれらの成分を含む混合箱施用剤を使用する。
詳しくは農業環境指導センター(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/ )までお問い合わせください。
Tel(028)626-3086  Fax(028)626-3012