植物防疫ニュース
(速報 No.15)
平成23年11月21日
栃木県農業環境指導センター
ニラ白斑葉枯病の発生が多くなっています!
 11月上中旬の巡回調査の結果、発生ほ場率は33.3%(平年14.4%)、発病株
率は3.9%で、平年に比べ県内全域で白斑葉枯病の発生ほ場が多くみられました。
 気象予報によると、向こう1ヶ月は平年に比べ、降水量が多く、日照時間が少ない見
込みで、今後の発生増加が予想されます。
 














 



 図2 白斑葉枯病の発生状況    
※発生株率:×0%、△1〜20%、▲21〜40%
●41%以上
【防除対策】
(1)換気を充分に行い、ハウス内や通路などを乾燥させるようにする。
(2)被害葉は取り除き、畑のまわりに放置しないで、土中深く埋める等適切に処理
   をする。
(3)生育期の発病初期に適用薬剤をていねいに散布する。
表1 ニラ白斑葉枯病に登録のある主な防除薬剤
薬   剤   名 希釈倍数 散布液量 使用方法 使用時期/使用回数
ストロビーフロアブル 3,000倍 100〜300L/10a 散布 収穫前日まで/3回以内
セイビアーフロアブル20 2,000倍 100〜300L/10a 散布 収穫7日前まで/1回
アミスター20フロアブル 2,000倍 100〜300L/10a 散布 収穫14日前まで/2回以内
ポリオキシンAL水溶剤 1,500倍 散布 収穫14日前まで/3回以内
トップジンM水和剤 1,000倍 3L/u 灌注 収穫21日前まで/1回
注)平成23年11月18日現在の農林水産消費安全技術センターの農薬登録情報に基づ
   いて作成しています。
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詳しくは農業環境指導センター(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/)までお問い合わせください。
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