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1 防除対策 |
(1)灰色かび病の発生しやすい条件は15〜23℃と比較的低温で、多湿条件であるため、 |
ハウス内の温度及び湿度管理に注意する。特に曇雨天日が続く場合は、循環扇、暖 |
房機を稼働し、ハウス内の湿度を下げ、植物体表面の結露を除去する。 |
(2)灰色かび病は腐生性が強いため、発病果実・葉、枯死葉、花弁等は、すみやかに |
除去し、ハウス外に持ち出して適切に処分する。 |
(3)ボトキラー水和剤を使用する場合は、低温条件下では効果が現れにくいので、10 |
℃以上の温度を確保するよう努める。また、本剤は予防剤であるため、発病後は化 |
学農薬中心の防除に切り替える。 |
(4)曇雨天時は液剤の使用を控え、くん煙剤等を使用すると過湿防止に有効である。 |
(5)同一系統薬剤の連用を避け、系統の異なる薬剤とのローテーション散布を行う。 |
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表2 トマト灰色かび病に登録のある農薬例(平成23年12月12日現在の登録状況) |
系統名 |
薬 剤 名 |
希釈倍率等 |
使用時期/使用回数 |
ベンゾイミダゾール系 |
ゲッター水和剤 |
1,000倍〜1,500倍 |
収穫前日まで/5回以内 |
アニリノピリミジン系 |
フルピカフロアブル |
2,000倍〜3,000倍 |
収穫前日まで/4回以内 |
抗生物質 |
ポリオキシンAL水溶剤 |
2,500倍〜5,000倍 |
収穫前日まで/3回以内 |
ジカルボキシイミド系 |
ロブラールくん煙剤 |
※1 |
収穫前日まで/3回以内 |
その他
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カンタスドライフロアブル |
1,000倍〜1,500倍 |
収穫前日まで/3回以内 |
セイビアーフロアブル20 |
1,000倍〜1,500倍 |
収穫前日まで/3回以内 |
ベルクートフロアブル |
2,000倍 |
収穫前日まで/3回以内 |
※1 くん煙室容積300〜400m3(高さ2m、床面積150〜200u)当たり100g(50g×2個) |
☆トマト灰色かび病の薬剤感受性検定結果については、当センターHPを参照下さい。 |
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詳しくは農業環境指導センター(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/ )までお問い合わせください。 |
当センター携帯サイト(http://www.jppn.ne.jp/tochigi/keitai.htm)もご利用ください。 |
Tel(028)626-3086 Fax(028)626-3012 |