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TEL. 0857-53-1345

〒680-1142 鳥取市橋本260

イネ・縞葉枯(ヒメトビ)shimahagare

縞葉枯病(しまはがれびょう)ヒメトビウンカ

被害

本田初期に感染したもの

初期の発病
本田初期に感染したもの

幼穂形成期以降に感染したもの

穂の出すくみ
幼穂形成期以降に感染したもの

発生生態

縞葉枯病はウイルスによっておこる。このウイルスは主にヒメトビウンカによって運ばれ、伝染する。

ア.ヒメトビウンカの特徴

雄成虫

雄成虫(3.5〜4.0o)

雌成虫

雌成虫(3.5〜4.0o)

幼虫

幼虫(1.0〜3.0o)

イ.ヒメトビウンカの発生消長と縞葉枯病の感染期間

ヒメトビウンカの発生消長と縞葉枯病の感染期間
 

ウ.発生しやすい条件

○保毒虫(ウイルスを持っているヒメトビウンカ)の発生密度が高い。
○周辺にイネ科の雑草やムギ畑があると、そこがヒメトビウンカの増殖場所となり、本田への飛来量が多くなる。

発生予察方法

ア.調査時期・場所

時期 : 6月下旬〜7月上旬
場所 : 水田内の任意の場所

イ.調査方法

1カ所当たり25株で2カ所、計50株
縞葉枯病の有無またはヒメトビウンカの払い落とし調査を行う。
ヒメトビウンカの払い落とし調査方法については、セジロウンカ、トビイロウンカの項を参照。

調査結果の診断と防除

調査結果の診断と防除フローチャート
 

防除方法

ア.発生調査に基づく防除方法

防除が必要と診断されたら、6月下旬〜7月上旬に登録薬剤を散布する。

イ.予防防除及び耕種的防除法

(ア)予防防除(ヒメトビウンカの防除)
縞葉枯病の常発地等発生の多い地域では、育苗箱施用剤による防除効果が高い。
育苗箱施用を行っていても、幼虫の発生最盛期に薬剤の効果が切れる場合があるので、調査結果の診断に基づいて防除を行う。

(イ)耕種的防除
○窒素肥料のやりすぎは発病を助長するので、肥料は控えめにする。
○発病株を見つけたら直ちに抜き取り、密度を下げる。
○冬から春にかけてヒメトビウンカの越冬場所である畦畔、休耕田等の雑草管理を行い、幼虫の越冬密度を下げておく。




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