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TEL. 0857-53-1345

〒680-1142 鳥取市橋本260

イネ・ウンカunka

セジロウンカ・トビイロウンカ

被害

セジロウンカの被害

セジロウンカの被害(初期)

トビイロウンカの被害

トビイロウンカの被害(坪枯れ:初期)

発生生態

ア.種類

セジロウンカ成虫

セジロウンカ成虫

セジロウンカ幼虫

セジロウンカ幼虫
(水面上では足を
一文字に広げる)

トビイロウンカの成虫・幼虫

トビイロウンカの成虫・幼虫
(発生が多いと株元がすすけてくる。
幼虫は水面上では足を一文字に広げる)

イ.発生消長

セジロウンカの多発生パターン

セジロウンカの多発生パターン

トビイロウンカの多発生パターン

トビイロウンカの多発生パターン

 

ウ.発生しやすい条件

○飛来時期が早く、その後も飛来量が多い。
○梅雨明け後に好天が続く。
○中生・晩生品種や遅植えで発生しやすい。
○沿岸部で発生が目立つ。

発生予察方法

ア.調査時期・場所

時期 : セジロウンカ 7月下旬〜8月上旬が調査適期。
トビイロウンカ 8月中旬、8月下旬〜9月上旬の2回調査を行う。
場所 :本田の中央部

イ.調査株数

25株程度 : ウンカ類はほ場中央部に発生が多く、畦畔に近い部分には発生が少ないため、中央部の5地点を調査する。

ウ.調査方法

払い落とし調査

(ア)払い落とし調査
イネの株元をたたいてウンカ類を
水面に落とし、発生量を調査する。

虫見板を利用した調査

(イ)虫見板を利用した調査
イネの株元をたたいてウンカ類を
虫見板に落とし、発生量を調査する。
虫見板への付着状況によっては種類
が見わけにくいことがあり注意が必要。

調査のポイント
 

間違えやすい害虫
ツマグロヨコバイ成虫

ツマグロヨコバイ成虫
成虫(上が雌、下が雄)

ツマグロヨコバイ幼虫

ツマグロヨコバイ幼虫

ヒメトビウンカ成虫

ヒメトビウンカ成虫

ヒメトビウンカ幼虫

ヒメトビウンカ幼虫
(水面上では足を
斜め横に広げる)

調査結果の診断と防除

ア.セジロウンカ(払い落とし調査)
セジロウンカ払い落とし調査フローチャート
 

イ.トビイロウンカ(払い落とし調査)
トビイロウンカの被害は中生・晩生の品種や遅植え、もち米で発生しやすいため、栽培品種・状況に合わせて調査を行う。
トビイロウンカ払い落とし調査フローチャート

調査のポイント
夏ウンカ、秋ウンカの違い
 

防除方法

ア.発生調査に基づく防除方法

(ア)防除が必要と診断されたら、登録農薬を用いて直ちに防除する
(イ)ウンカ類はイネの株元に生息しているため、薬剤防除を行う場合、株元に十分薬剤がかかるように心がける。
(ウ)薬剤防除時期が8月中旬以降になった場合、安全使用基準(収穫前日数)に注意して使用薬剤を選択する。

イ.予防防除及び耕種的防除法

(ア)天敵のクモは殺虫剤による影響を受けやすい。このため、調査結果の診断に基づいて必要以上の防除は控え、天敵を保護するように心がける。
(イ)ウンカ類は葉色の濃いほ場に発生しやすいため、稲の生育に合わせた施肥を行う。
(ウ)毎年、ウンカ類の発生が認められる地域では、ウンカ類に登録のある育苗箱施用剤を使用すると、ウンカ類の発生を少なくすることができる。





バナースペース

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(Fax) 0858-37-4822