ネギ・さび病
被 害
ほ場での被害状況
橙黄色のやや盛り上がった小型の斑点を生じる。
発 生 生 態
ア.病 徴
発病初期の病斑(秋季の防除適期)
成熟した病斑(春季の防除適期)
病斑が縦に割れ、橙黄色胞子を飛散する。
イ.発生消長
ウ.発生しやすい条件
○春と秋に低温多雨で発生が多い(24℃以上では発生は少ない)。
○秋多発生し冬期温暖多雨の場合、春の発生が多い傾向にある。
○春多発生し夏期低温多雨の場合、秋の発生が多い傾向にある。
○肥料切れで早勢が弱ると発生しやすい。
発生予察方法
ア.調査時期・場所
調査時期 : 4月〜5月及び9月〜10月
場 所 : 本ぽ
イ.調 査 方 法
100株の葉について、発病の有・無を調査する。
調査結果の診断と防除
防除方法
ア.発生調査に基づく防除方法
発生が始まると急速に広がるので、早期発見・早期防除に努め、薬剤防除を行う(散布時には必ず展着剤を加用する)。
使用薬剤は、地区の防除暦や県作成の主要農作物病害虫防除暦等を参考とする。なお、農薬の登録情報は刻々と変わるので注意が必要。
最新の登録情報は農林水産省ホームページより確認できる。
イ.耕種的防除法
肥料切れにならないよう注意する。